Sinn old 日本語カタログ 新発見の事実満載!

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幻の銘機 CS41J02を譲っていただいたZ氏より、
コレクション整理で、古いSinnのカタログが出てきたから
無償で譲りましょうかと!

僕が2003年前後に当時の代理店のPXに取り寄せたカタログ
の一つ前の代だと思います。
この手のカタログも、コレクターにとっては、たまらないものなので、
貴重な歴史的資料を譲っていただいて、本当に感激しています。

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142BSが長らくコスモウォッチといわれていた由来が、
このカタログの文面です。
2ちゃんSinnスレでは、一時、宇宙時計のモデルは
何?と、物議をかもしたのですが、その混乱の元ネタがコレですね。

今、オフィシャルSinnHPでは、142BSじゃなく、140Sと
表記が変わっているんですよね。
う~~ん、どっちが真実だ?!

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次に驚いたのが、これ。
157のマットブラックモデルは、157BSといって、
長らく、日本国内未発売で、
ドイツ本国専売モデルだと思っていました。

実際は、157Sという表記で、一時国内販売されていたんですね!
しかし、ブラックモデルの表記で、
142はBSで、157はSってのがよく分からん。

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裏フタに大きくSマーク時代の156ですね。
156は、マイナーチェンジが非常に多く、それだけ、長らく
Sinnの看板モデルだったというのが分かります。

それにしても、この頃の、155と1550SGを混同した
紹介テキストのせいで、155>1550SGというイメージを
持っていたんだよな。
爺さんは、Heuer1550SGの生産管理を手伝っていて、
それが切っ掛けで、コックピットクロックメーカーから
ウォッチメーカーに転身したというのが、現時点の
一般的な解釈ですが、真実は闇です・・・

ドイツ連邦空軍で世代交代により、使われなくなった、
1550SGを、民生用でSinn銘にしたのが155なんですよね。
ちなみに、爺さんのプライベートブランドだったCSでは
1550SGのまま無理やり販売してました。
そもそも空軍装備品なので、非売品ですし、当時、
タグホイヤーになんか突っ込まれなかったのかな?
そこらへんは、爺さんの顔効き故なんでしょうけど。

似たようなのに、ブライトリングのナビタイマーも、
当時のブライトリング社長が死去、代替わりの時に、
ナビタイマーの在庫を、爺さんが引き受けて、Sinn銘
にして販売したのが、903.
その辺りの歴史は、カタログには全く表記されていません。
そりゃまぁそうかw

にしても、903は、いまだに後継機が販売されているのが凄いです。
ブラのナビタイマーのパクリ?といわれるたびに、
違うんだよなぁ~とほくそ笑むのがSinnマニアの鉄板ですw

いただいたカタログは、
シュミット氏に代替わりして、本格始動し始めた頃で、
まだ、EZMシリーズは無く、244デビューが大きく
取り上げられていたのが印象的でした。

また、お宝が一つ増えました。

Z氏、楽しい時間を、有難うございました☆☆