かつて過ごした大切な時間と場所の正確な記録と保管

僕の、中1の時の誕生日プレゼントは、カセットウォークマンでした。
他に娯楽が少なかったのもあって、毎日毎日毎日、大切に使います。
ヘッドは専用クリーナーで何百回も磨き、
充電池は二回買い替え、イヤホンも買い換えて、
塗装がはげてつるつるに成るまで4年間使いました。

その後、ウォークマンもCD、MDになり、フラッシュRAMになり、
いまや、データすら、手元に無い状態で、
ネット上のデータを再生する時代です。

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写真の記録・・・


昔、写真の焼き増しをする事は、よほどのときで、
ほとんどの記録は、同時プリント時のただ1枚の写真が唯一でした。

フィルムから、デジタルになり、
CDR、DVDR、HDDと記録媒体も変わり、
今後は、ネット上に保存し、モニターで鑑賞というのが主流になる予感が
しています。

そうなったとき、手元に、「形」として残るものが無いじゃないか!
と不安になるのですが、少し考えて、落ち着きます。

よくよく考えたら、
あの世に、物質としての「形」あるものを
持って行くことなんてだれも、出来ないんですから。

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夕暮れ時の、広い公園の隅っこで、
小さい娘さんと一緒に遊ぶ、どこかのお父さんがいました。

すっかり軽くなってしまった、元三人乗りの
ママチャリを止めて、ほんの少しの間ですが、遠くから、眺めていました。
かつて僕も同じように過ごした、思い出の場所には、
既に、もう、違う時間が進み始めています。

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こうなりゃ~、早くじじいになって、
かわいい孫娘を肩車して、おもちゃ買いにでも、連れて歩きたいわ!
俺にほんの少しでもどこか、似てたらうれしいな。

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