Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM Aマウント用

1998年~2008年の10年間、
僕はZeiss Planar T* 50mm F1.4一本で家族を撮っていました。
いつも、F1.4開放で撮るので、フィルムはISO50ネガフィルムのコニカインプレッサばっかり。
 
赤ちゃん石鹸の香りがした頃の息子の写真は、
ほとんど目しかピントが来ていません。懐かしいなぁ。
デジタルデータではないので、アルバムを見返さないと普段は忘れきっています。
 
その頃の写真プリントは、同時プリントこそすべてで、焼き増しはよほどのとき。
息子が、アルバムを持ち出せば、当然僕の手元からはなくなるのですが、
それは、僕の子供時代のアルバムも同じ事なんですよね。
 
僕が持ち出しているので、実家には、僕の子供の頃の証拠写真はほとんどありません。
少し寂しい気もしますが、
もう、二度と、親に、自分の子供時代の写真を鑑賞してもらうときって、来ないんだろうな。
 
10数年前、Planar T* 50mm F1.4はギリギリ庶民の手が届く、本物のZeissでした。
使い捨てられるコンデジに書かれたナンチャってZeissとはワケが違います。
フォーサーズマウントで延命使用していますが、
子供や女子の「髪」の描写力は未だ、別格です。
 
この春、αAマウントで出るプラナー5014はなんと¥165000!
もう、21世紀の新プラナーは、庶民の子供やペットの寝顔や笑顔を撮ることは無いんだろうな。
 
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パウル・ルドルフ博士は、お金持ちのためだけのレンズを作りたかったのかい?