子供は子供らしいほうがいい

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100分de名著でエミール特集をイッキ観して、
子供の発達段階に合わせて、課題を与えていく重要性を
再認識したのと同時にこの
「こども孫氏の兵法」宣伝をみたもんだから
複雑な気分に。

「すきか嫌いかだけでなく、有理か不利かでもかんがえよう」
とか、
「常識と非常識を上手に使いこなそう」
とか、
一見すると、幼少時から、
そういう事を意識したらスーパーマン的な
大人になりそうな気もしますが、
僕は、
このアイデアは破綻して、うまくいかないと直感で感じます。

例えば、女心をバリバリにつかむテクニックを
本から学んでいる小学生男子とか、ヤじゃないですかw

エミールではないですが、
その年齢ごとに、思考成熟にも、優先順位があって、
やっぱり、子供は子供らしく
直球勝負で日々を大切に、素直に過ごすべきだと。

亜流を考えずに、正義だけ貫いておけばいいんです。
失敗した時は、努力が足りなかったと反省し、
けんかに、まけたら、泣いて、悔しんで、次は、もっと強くなるぞと、
何が、「かなわないなら、さっさと逃げよう」だ!

正統派の基礎訓練を十分したうえでの、変化球的思考であって
邪悪も時に生きるために必要な大人・・・せめて滅びる正義を味わい始める
思春期の葛藤が始まってからで十分かと。

普段活字思考ボケしていて、子供脳になっちゃってる、
アホモード大人用途としては
噛み砕いて説明しているであろう、この本は、むしろ、役立つ予感。