光と影#23 やるせなさや寂しさは金やリア充でも無くならない

どう考えてもこの先縮小するんだったら覚悟がいる

何のためにとか、これでいいのかではなく

ただひたすら頭を下げて

働かせてもらえる場で働いて

生きる術を身に着ける

そうしているうちに見えるところが出てくる

経済敗戦と竹槍

ウソを集団に共有させて、現実を指摘した者を、弾圧するか村八分にして孤立させる

虚構の共有は、舞台のような芸術分野であれば、趣味趣向として意味を持つ

しかし高度1万メートルを飛ぶ爆撃機は、人間を殺す爆弾の雨を降らせる

にもかかわらず、共同体の情況に現実を投げかけた者を“非国民”と呼びました。物理的に間違っていることを認めたら、虚構がすべて崩壊してしまうから

こんなにみんなが努力しているのに、お前はそれを笑うのか、という非難は、いつの間にか、物理的な問題を心情的な問題にすり替えている

人の努力が尊いとは、正しいことをしている場合に限って言える。間違った努力を継続すれば、本人も周囲も社会全体も不幸にする

戦争継続の空気に拘束されて、日本人はまったく勝ち目のない悲惨な戦争をだらだらと続けた

原子爆弾が45万人の命を一瞬で奪うまで、誰も「敗戦受諾と停戦」を実現できなかった

なんとか生きていけてた人は

たとえ反正義や反道徳的であってもなんとかなる方向に賭けざるを得ない

全体のリスクより個人が生きていく事の方が当該者にとっては大事な問題となる

経済敗戦っていうのをやりつつある場所でどこに軟着陸させようかなと考える日々

プライドが高い人間はプライドが高いという祝福と呪いを背負っているわけだから肯定して一緒に生きる

シン・知的階級

昔高かったプライドを下げたなんて自慢できる話ではない

無駄なプライドがあるのなら、そのプライドを利用して

プライドに見合うだけのそれなりの自分を持ちあげて作る

異性や経済的に恵まれない知的階級

古典的な価値観の恵まれるという意味合いが現代実社会で急速に薄れている

旧来の金持ちやリア充が幸せかというと実はそうでもない