映画 鈴木先生 まじめな生徒はバカを見るのか

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新春に撮りだめておいた積み動画消化。
すでに4年ほど前の作品になるんですね。これ。

実は、ドラマも、漫画も未見で、この映画が初。

金パチ先生のような勧善懲悪でもなく、
ハイ&ローのイケメンヤンキー物でもなく、
21世紀型というか、いわゆる
「普通で、まじめな人間の苦悩」を扱ったイマドキの
学園モノというコンセプトが面白いですね。

二つ、私的に見所が有りました。

一つ目は、ニッカポッカの元ヤンの卒業生がぶらりと戻ってきて、
体育教師的な人と仲良くしゃべって、
帰り際に、
鈴木先生みたいに生徒にちやほやされていても、
卒業した後に誰も顔を出しにきてくれないだろ?!」
と嫌味な捨て台詞を置いていったエピソード。

これ、オチは、鈴木先生の教え子は、その教えを糧に、
それぞれの場所でがんばっている!という逆転ハッピーエンド
に落とすのですがなるどなと。

やたら、昔教えた子供と付き合いが広い自慢する人って、
胡散臭いというか、僕はあんまり好みでは有りません。
推薦で、進学先さえ決まったら、クラブ最優先で、勉強はいらないとか
を真顔でいっちゃう、体育の先生とかも、うんざりww

僕は人生で、スポーツの重要性は凄く意識しますが、
体育バカは苦手です。それの成れの果てが、清原とかですもんね・・・


もうひとつ。

作中に、
「先生の言いつけを守って、まじめにしてきたのに、
大人になって、いいことなんか何一つ無い!」
と切れるヤツが出てくるのですが、
こんな事でこじらすのって、せいぜい、学生まででだよなぁ。

上の人がやりなさいという事を
納得していないけど、まじめに我慢してやり続けていたら
必ず見返りが来るはずだという希望はそもそも早い段階で
たいてい破綻します。

損得抜きで、自分の正義を貫く美しさ

コレが重要なんだよな。

ただ、自分のだす正義って、
自分が健康じゃないと狂います。

とまぁ、こんなことを考えながら見ていました。