売れるものが勝ちなのか、少しでも、わかる人がいればいいのか

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自身の仕事スタイルにも影響を受ける、
非常に、奥の深いメッセージです。


コードレスのスピーカーセットを作ったが、
売れなかった。
ちょっとした見てくれではなく、音質が一番良いものを
求めていた。

どんな技術を使って、どんな喜びを与えられるのかを考えるのが
後回しになった。
独りよがりの技術革新だった・・・・


当時の顧客は、音質が一番良いものを求めていたんじゃなくて、
コードレスのアイデアは認めていたんだけど、
音質があまりに、悪過ぎた・・・だけなんじゃないかな?
もしくは、高過ぎるとか。

コードレスの概念は、
いまや、青歯スピーカー、ヘッドホン共に、LDAC等、
次世代規格に移行しつつあって、
有線ハイレゾには及ばないながらも、既存のmp3程度よりはるかに
高音質で再生できるようになって来ています。

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ワイヤレスヘッドホンの中では、デザインは、ビーツがやっぱりオシャレですが、
機能的には、MDR-1ABTあたりに、かなり興味がそそられます。
まだ、LDACが、Sonyの最新機種だけで、
僕のAK100には対応していないってのが残念。

乗り換えるにも、現行ウォークマンは、デザインが悪過ぎて、
所有欲があまりわかないんですよね。

「ちょっとした見てくれ」

なんていってますが、見てくれ・・・ものすごく重要だと思うんだけどな。
オーディオ機器の場合は、特に、物理特性に関係なくても、
心理特性に影響力が大ですからね。
シルバー塗装と、ブラック塗装の違いだけで、
音が違って感じるものなのですから。

ワイヤレスの開放感、妥協できる範囲の音質、そして、価格が、
リンクすれば、音質至上主義を駆逐、台頭して、
最強になると思うんですよね。多分、そのターニングポイントが、
2015~16年になると感じています。

話はかわりますが、あんまり売れなくても、無茶苦茶高い有線の
フラグシップ機種が滅びるとも思えません。

もうけ度返しの趣味の製品を作りつづける・・・ためにも、
そこそこ、もうけられる、売れる製品も作る。

このバランス感覚が企業には必要なんだろうなぁ。