正しくない酸素の作り方&針金花火

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先週は、正しくない酸素の作り方として、二酸化マンガンに30%過酸化水素水原液を
入れて、激しい反応を見せた。

今週は、正しい作り方という事で、実験の注意点、どうすれば、危険性が少なく、
効率よく、大量に生成、捕集出来るかをディスカッションさせ、図のようにまとめる。

教科書にも載っている実験方法だけど、実際に、自分達の「手」でやってみると、
うまくいかない事が多い。

水上置換一つとっても、
やっている最中に、ゴム管が折れて逆流したり、
すりガラスを、机に密着させてしまって、取れにくくなったり、さまざまな
小さい失敗を繰り返す。

今回の目玉は、
一人ひとり集気ビンにいっぱい酸素を集め、針金花火で楽しむ事。

ぱちぱちと、燃える「鉄の花火」をしばし鑑賞した後、最後の火の玉を落とさないように、
引き上げさせる。

熱いから、触るなよ~といった
3秒後に、「アツぅ!!」と触ってしまって、大騒ぎする生徒がいたりして、
なかなか大変。

実験後、出来上がった金属球をノートに貼り付け、もって帰らせる。

次は、二酸化炭素アンモニア、最後は、恐怖の水素。
楽しい実験授業の裏には、莫大なバックの科学知識と、誘導方法の理論が潜んでいる。

科学実験は、誰がやっても安全で、面白いわけではない。

準備するほうは常に、はたで、見られる以上に、実はプレッシャーとの戦いである。