この日は少しランニングコースを変えて、
自身が通っていた保育園の傍にあった
超巨大滑り台がどうなっているか見に行ってみるかと。
もう壊されて全然別の景色になっているのを覚悟して、
その地にたどり着くと、数十年前と同じ
滑り台が未だぽつんと!
この滑り台、当時4~5才だった僕からしたら、
超超巨大で、バビル2世のアニメに出てくる
バビルの塔のイメージだったんですね。
年長さんの先輩が、どんどん階段を登っては滑るので、
自分も試してみようと一番上まで行くのですが、
ちびっこだった僕の体感的には東尋坊バリの断崖絶壁で、
もしこのすべり台を一度でも滑り始めたら
自分の力ではどうすることもなく下まで
転げ落ちるしかないなと絶望的な気分に
恐怖して足がすくんだ記憶がかすかにあります。
数十年経って訪れたすべり台は
えっ?こんなに小さかったっけ??と
驚くのですが、近づいて、しゃがみこんで、
当時の身長の目線で見上げると、
あぁあぁ、こんな感じね、
こりゃ~怖かったんだろうなぁと納得です。
今ぶつかってる所々の壁も、
老人になった僕が邂逅したら、
ちっとも大したことじゃないんだろうなぁ。
今の僕にはそれが絶対で、必死で
おどおどしながらも乗り越えれた気がしたり
やっぱりだめだと肩を落としたり
そういう連続なんだろうなと。
そりゃじじいになった僕は僕で、
絶対その時ならではの、
難題と幸福の繰り返しで日々過ごしてるに決まってます。
でしょ?
40年後の俺!