20年続いて超酷評で終わる特殊性 多重人格探偵サイコ

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積み漫画だった、サイコの23巻、24巻(最終巻)をイッキ読み。
最後の2巻はほとんどイラスト集、紙芝居で、ストーリーは有りません。

そして、アマゾンの超酷評オンパレード。
20巻を越した辺りから、レビューは全部、悪口しかなく、
でも、連載が、続いている不思議さ。

レビューの暴言こそが、むしろ特殊で、
本当は、90年代に多感な時期を過ごした、今は、オッサン、おばちゃんになっちゃった、
多くのサブカル野郎たちに、最後まで、
あいされていたのでは・・・とも感じています。
終わるのは、なんだかんだで寂しいですが、
「永遠休刊」や「絶筆」じゃないだけ、落ち着けました。

ただ、最終2巻は、長年のFANだった僕から見ても、
なんか、違う・・・ただの少年アクション漫画っぽくて、
独特のスタイリッシュ臭が全く消えうせているのが、なぜなんだろうと。

良くも悪くも、90年代の混沌さだからこそ栄えたプロットであって、
2020年になろうとする時代に、マッチしなくなったんでしょうね。

この手の、インフレ系は、AKIRAなんかは、うまくまとめていましたが、
サイコにかんしては、謎は謎のまま終わったほうがよかったかも。
中途半端に終わったスラムダンクが伝説化しているみたいにね。



サイコの思い出・・・

たしか、すでに2~3巻ぐらい出ていた、1998年頃に
黎明期のヴィレヴァンで知って、
一時期、自分の好きな漫画ベスト3にいれるほど気に入っていました。
教え子なんかにも、結構布教したなw

カッコイイ画、猟奇的、サスペンスホラー、まだ、ラノベなんて言葉が
それほど台頭していなかった頃で、インターネットは、56kで、テレホタイムonlyでした。

携帯電話は、ネットはもちろん、写真撮影すら不可。
まだ、端末モニターがバックライトなしの、白黒時代でしたもんね。
もう、20年か・・・20年はでかいな。そりゃそうか。

だって、1998年のさらに、20年前なんて、80年代にすらなってなくて、
各家庭に黒電話時代。
ネットも、ゲームも無い!!
その頃の、娯楽って、本気で、何があったんだろう??

2004年に新居に引っ越してドタバタした頃
・・・8巻ぐらいでいったん、漫画自体に、気持ちが離れた時期があって、
それまで集めた分をいったん、ヤフオクで転売。
新刊が出たら、立ち読みで済ましてたな。

再び、買い出したのは2008年の13巻。
転職して、2年がたって、最初の大きな挫折が始まった頃です。

ここからの3年はきつかったよな。
自分のブログに全部記録されていますが・・・

結局、19巻を2014年の9月・・・再転職XDayカウントダウン一ヶ月前に
中古を注文したのを最後に、実物は入手せず、
最終巻まで、データで読みました。

中途半端に手元に残っている13巻~19巻、これ、どうしようw
どの巻から読んでも、前後のつながりはあまり関係なく、
雰囲気を楽しむ漫画だから、それはそれでありかな。

次の、田島x大塚のサブカル系漫画・・・もう、10年は、出ないだろうなぁ・・・
バッチリ充電して、90年代末前後の日本を舞台にして、
1~8巻ぐらいまでの絶妙な厨2っぽい、かっこよさを追求した新作に期待!