もう、去年になるんですね。
シリーズでお伝えしている、初単独ハイキング以上登山未満チャレンジ。
今回で最終回です。
日の入り時刻は5:00前、まだ、30分は猶予があるともくろんでいたのですが、
既に、山道に差し込む西日は、山道ギリギリの角度です。
ここで断念して引き返すか・・・
山道はもちろん未舗装。前回は初心者用ランニングシューズのレスポンスCSH20でしたが、
今回は、トレイルラン専用シューズのテレックスファストR、がんがん走りこんでも、
すごいグリップ力とクッション性で追従してくれます。
日没ギリギリまでに山を脱出できるように、いっちょ行き着くとこまで走ってみるかと!
たかが生駒山系、標高は700mにも満たない小さな山です。
それでも、周りが完全に無人で、街灯もなく、日が沈めば、あっという間に漆黒になるはずです。
電車やトラックの音もなく、工場や子供たちの声も無い、風が吹けば、山全体が唸る自然林。
体験したことの無い恐怖感と、少年の頃の冒険心を掻き立てられます。
衝撃だったのが、大阪ではまだ一度も降っていないと思っていた
「雪」が既に、少し積もっていた事です。
0.6℃/100mの公式どおりだと、地上よりせいぜい、4℃ぐらいしか変わらないはずですが、
別の世界がそこにはありました。
今回のゴール地点である旗立山山頂。casioトリプルセンサーのリセット誤差で、
高度計は600mを示していましたが、実際は486mとの事。
山頂にいた時間はわずか十数秒。
くだりは、文字通り、
「飛び降りる」
ように、走りぬけます。
気分は走れメロスの主人公の気分です。
日没までに、登山口まで戻れるか!!
下り道は、本気で走ろうと思ったので、一枚だけ撮影して、カメラをかばんにしまいこみます。
沈む直前の夕日に照らされた東大阪市。
美しさの余韻に浸っているヒマはありません。
でも、この美しさを記録するのなら、
季節限らず、結構ギリギリの時間まで山頂付近にいないといけないわけですから、
そういう意味で、貴重なショットですね。
TG-1がんばります!