初の小遣いで買ったのは、小型ナイフだった

イメージ 1

シュアファイヤーの折りたたみナイフを見て、造形美にうっとり。
こういう、アイテムの硬質な写真を撮る技術も身につけたいもの。
しげしげと眺めていて、思い出がよみがえる。


時に、私が、小学校2年生。

一週間¥210で小遣いデビュー。
一日あたり¥30の計算である。

毎日だと、計画性が生まれず、さりとて、一か月分渡すと、
無茶な使い方をするだろうという、
両親の計算があった。

ともかくも、この小遣いで、
一番最初に買ったのは、今でも覚えているんだけど、

「折りたたみ式の小型ナイフ」

確か、値段は¥120前後。

数日、飲まず食わずで、貯金し、ようやく
大決心し、文房具屋さんへ。

ナイフなんてのは名ばかりで、単なる、かみそりを安全に使う
プラスチックケースが、付いている単純なものだが、
うれしくて、うれしくて。

電動鉛筆削りがあるくせに、あえて、コレで、鉛筆を削ったり、
雑草相手に戦ってみたり。

21世紀になって、「危険だから、子供にはナイフは持たせない」
っていうのが主流になり、いまどきの子供は、
ナイフどころか、カッターナイフでの工作すらおぼつかない。

現場で、日々子供達に工作等指導しているんだけど、
想像を絶する「へたくそさ」を実感

スポーツはそつなく器用だし、携帯を使いこなす。
洗練されたファッションで、子供社会全体が、「スマート」なんだけど、
どうもな。

当時の少年は、小刀程度、ほぼ全員持っていたし、
そんな羽目をはずすバカもいなかったんだけどね。

でも、これも、又、後戻りの出来ない時代の変化の一つなんでしょう。