セガ体感ゲーム 晩期の名作 G-LOC

数年も前に、絶滅しきって、すっかり見ることことがなくなった、
セガ体感ゲームシリーズ
その中でも、浪人時代、大好きだったG-LOCに、15年ぶりぐらいに再開。

マイナーな百貨店の屋上のすみっこ。
だ~れも客がいないじめじめしたところに、かろうじて電源を
入れてもらっているG-LOC!

そこだけ、時間が閉じ込められているような気がして、
懐かしさに少し涙ぐみながら操縦かんを握り、コインを投入してみた。

・・・コースを選んでください・・・
・・・ゲットレディ 3.2.1.GO!
ぎしぎしと筐体が傾く。こんなにのろかったっけ?


15年ほど前・・・
絶望感、悲壮感、劣等感に満ちた浪人生、教材のいっぱい入ったショルダーがひざの上

それが、いまや、ひざの上には長男がニコニコして乗っている。

15年後、また、G-LOCに出会えるのかな。
そのときは俺はどうなっているのかな?

高校~浪人時代のある種窮屈で多感な時期にであった、
音楽や、小説、映画、ゲームソフトは、その人にとっては
いつまでもいつまでも、独特のオーラと価値を
持ち続けるもんですね。

ps
今のようなポリゴンの3Dではなく、スプライトの多重スクロールで
表現された映像は、よく擬似3Dモノといわれますが

「擬似」という言葉は
ふさわしくなく、ゴシック3Dとか、そんなカッコいい呼び名がほしいところです。