惡の華 全巻イッキ カジュアル「デカダン」の最右翼

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読書の秋って事で、
積みMy課題図書だった、
押見修造 惡の華 全11巻イッキしました。


元々、原作連載中は全く知らず、
アニメ化されたときに初見。
ただ、アニメ自体は、全11巻の半分ぐらいまで。
一般受けが絶望的だったため、二期なんて
当然無く、その後についてずっと気になっていたんですね。



ツイッターやインスタではなく、「ブログ」を
もたれている古いタイプの人間なら、
惡の華の感想をいかに書くかが一種ステイタスに
成っていますが、僕の記事ではサラリとw

ラストはふわっと読んだだけだと、
ハッピーエンド的に捉えられるように
あえてミスリードさせていますね。コレ。

肝心な事は全然解決しないまま、ぐるぐると、
輪廻しています。太陽は昇って、落ちるを繰り返します。

惡の華は枯れても、すでに胞子を飛ばしていて、
時期が来れば、再び、そして、必ず首をもたげ始めると。
その流れの繰り返しからは絶対に逆らえないのを理解したうえで、
その世界でどうすごすか。

いくつかのブロガーの記事や、
アマゾンのレビューも全巻分まとめて楽しめました。

基本的に「アダルト」で淫靡、邪悪なストーリーなので、
少なくとも健康的で、
真性の「ネアカ」な人では絶対に楽しめないですね。

楽しめる側の人が日々幸福かどうかは全く別ですが・・・

中々濃い時間が過ごせました。
作者は僕より一回り下の世代ですが、
よく似た鬱積気質を感じてこれは他の作品も追っかけたいなと。