賞金100万円の価値がある作品

富士フィルムのフォトコンテスト、1位は100万円とのこと。
しばし、100万円に値する作品を、過去数年分鑑賞。
準優勝等に当たる、金賞、銀賞などの入賞全作品にも目を通します。
当然ながら、正統派only
 
告白しちゃうと、
わからん≒つまらん ??
 
 
いわゆる、闇や、悪意、淫靡さ等、負のオーラが感じられるものは一切なく、
すべて、健康と笑顔のオンパレード。
風景は、真善美真善美真善美・・・
中学校の教科書の詩や短歌の方が、よほど、
人生の悲哀面を語っています。
 
そこで、よいと認定された作品郡と、
自分が、観たい、撮りたい、あるいは、カッコいいと感じる写真との
隔たりをかなり感じました。
 
直後、久しぶりに、中平卓馬の都市風景図鑑を鑑賞します。
 
超不健康w
かっこぇええええ~~!!
あ~~むちゃくちゃかっこええ。
やっぱりなんか、すごいな。
 
大道の中性的なラフモノクロームとはまた違う、
グロテスクな不健康さ。
俺にも、ちゃんと、そう、見えてるからな!という
同調感にホットさせられます。
惡の讃華をヘッドホンで聴きながら鑑賞していたのもあるかな。
 
イメージ 1
 
「あったかい、家族団欒の中での、母の味」こそが至上!
という事は知識として知っていても、
カラダに悪い、ジャンクフードを独り、暗い路上でかじり歩いて、
殺伐とした気分で過ごさざるをえない時(そして、今の時代、結構多い!)には
うっとうしく感じられちゃうのです。
 
イメージ 2
 
もっと、達観して、
暗い状況の「最中」でこそ、
「あぁ、努力、平和や正義、秩序こそは素晴らしい」
と貫き通す、強い心を持つには、もう少し修行がいるなぁ。
 
そのときは、きっと、僕にも100万円を目指せる作品が
撮れるでしょう。