昔ながらの遊園地や、科学館にある「不思議な部屋」
入ったら、部屋全体が斜めに作ってあって、目の錯覚から
垂直感覚がおかしくなるというタネなんだけど、
コレも、昭和のジャリ本の手にかかると、
「四次元」
なんて、単語を引っ張ってこられて、
「引力がゆがんでしまう怪現象」
という超神秘的な雰囲気を添付される。
「ゆがみ」だとか、「ひずみ」だとかいう単語は
それだけで、心の隙間に忍び込む怪しさいっぱいで魅力的なキーワード。
名作B級ゲームの「バロック」で、よくこの「ひずみ」って
単語をうまく使われていた記憶がある。
奇妙な事は「宇宙人」の仕業か、「四次元」の仕業で
あるというのが、当時の少年達の共通の認識だった。
いまどき、「四次元」なんて言葉、死後なんだろうなぁ~。
いつもながら、挿絵センスが凄い。
ジャイアント馬場さんが若い!
少年のプレッピーなファッションセンスにバリバリと、70年代を感じさせられる。
平均実売 ¥5万前後 某プレミアムショップ価格 ¥19万
おなじ佐藤 有文で、挿絵がない、別の似たような四次元本だと、アマゾンで¥1円~
やっぱり挿絵命なのかな。