ジャガーバックス 魔術妖術大図鑑

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巷では、「昭和のジャリ本」と呼ばれる書籍群がある

小学生の頃図書室の片隅や、習い事の待ち時間で読んだ、
自分にとって大好きだった、そして、とっくに絶版で消えていった
幻の書籍達。

本のタイトルは思い出せない。
ただ、挿絵の断片的なイメージと、その本を読んでいたときの周りの
空気の臭いなどは、その本のページをめくるワクワク感と
ともに記憶の断片に残っている。

ネットの発達で、本当なら、消えて行ったはずの記憶と再開できる
チャンスが可能になった。
オークションでそれらの本を発掘しては、
手ごろな値段の時は購入するのが趣味で、色々と手元に懐かしいアイテムを
戻そうとしている。

「魔術妖術大図鑑」
もその一つ。

黒魔術、錬金術、魔法薬etc・・・

化学変化、物理現象、大地の変化など、
しょうもなく感じる「教科書理科」の単元名を
魅力的なものに大変身させている好例がぎっしり詰まっている。
挿絵も神の絵師「石原豪人

でも、価格はスタートで¥6000。希望落札¥45000!
おいそれとは買えない。せめて画像だけでもブログで拝ませてください。
出品者様!

当時の定価¥500程度で、少年の日の私にとっては、
やはり数日小遣いをためないと買えない金額。届きそうで、目先のおやつに散在。
今も同じ感覚。(W)
需要と供給のバランスは、うまい事出来ているなぁ~
ほしいなぁ~。


人類が月面を歩いて、大阪万博に月の石が来た直後に生まれた
私の世代は、物心付いた頃から、
ボイジャー、パイオニアが、どんどん惑星探査を行って、
朝刊に神秘的な惑星の写真がそのつど載っていた。

それに、平行して、少し、お行儀が悪く、インチキっぽいものの、
科学的興味をくすぶる、「科学系ジャリ本」が後押しする。

好きな科目1位に「理科」が来ていたのも当然だった。


子供の理科離れ・・・ん、?
実際に、理科を教えていて、理科に興味を示さない子供は、本当に一握り。

ほとんどのうわべの「理科離れ」の原因は、
自分の手でしなければ、何が楽しいのかすらわからない「体験」を
すっ飛ばしすぎというのが原因だと思っている。

限られた時間で、同じ時間を使うなら、危険を承知で実験指導をさせるより、
点数を上げる、又はキープさせたほうが、クレームが少ない、
又はそのほうが、目先の需要がある

この体質、風潮が原因なんだろうな。
ただ、それが、悪いのか、よいのか、もはや、麻痺してしまって
社会全体が方向決定の判断すらできないようになっている気がする。

まずは、大人に、
理科室の臭いをかいでもらって、何かを思い出してもらわんとな~。