退廃的名著 絵ときSF もしもの世界

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「もしも世界から食べ物が無くなったらどうなるんだろう」
「もしも世界からお水が無くなったらどうなるんだろう」
「もしも、酸素が無くなったらどうなるんだろう」
「もしも、地球の重力が無くなったらどうなるんだろう」
「もしも、人間が不老不死になったらどうなるんだろう」

といった実に暗い未来予測ばかりで、しかもその回答のほとんどが・・・・

「人類は死に絶えてしまうだろう」

ってオチ。

地球温暖化を防止しましょう!!なんて、まじめっこだけが
小学校の終わりの会で発表するのんとは、わけが違う。

大雨警報発令と同レベルで「今日は、酸素不足警報です。マスクをつけて登校してください」
見たいなノリ。
暗い未来図をリアルすぎる劇画タッチの挿絵で
当時の少年達を心底震え上がらせる。

ボタンを押すだけで何でも出来る機械が発明されて、努力をしなくなった
人類が、北京原人のように体毛まみれに退化し、
よだれを出しながら、機械のボタンを押し、料理を手に入れているイラストを
おぼろげながら覚えている。

しかし、発想力、着眼点、それらを盛り上げる挿絵技術力。
どれをとっても凄すぎる。
いまどきのジャリ本では絶滅したジャンル。

オークション実売¥8000程度。プレミアムショップ¥20000

この本も、子供の時、図書館で大好きだった書物の一つ。
表紙もイカスよな!
また、読んでみたいなぁ~