大海に広がる魔の三角地帯 サルガッソ

イメージ 1

イメージ 2

ヤフーのトピックスで久々に「おっ」と
目に留まる記事を発見。

ジャンボ宝くじの当選番号を調べるのもほったらかして
しばし読みふける。

「サルガッソ」を衛星で初撮影=「魔の海域」近くで-欧州宇宙機関
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070613-00000016-jij-soci

とのこと。

そ~いえば・・・

「ジュニアチャンピオンコース なぞ驚異 地球ミステリー探検」

レア本として状態によっては、ん万円まで跳ね上がる事もある名著かつ珍書
の記事を思い出して、ごそごそと本棚をあさってみる。

あったあった!


「大海に広がる魔の三角地帯」

・・・・基地の管制塔へふいにあわただしい無線連絡が入った。

「異常事態に陥った。飛行コースをはずれてしまった。陸地が見当たらない。
まったく陸地が見えない・・・。」

「現在の位置はどこだ。」

「位置不明。どっちに向かっているのかもわからない。海の様子もおかしい」

「われわれのいるところは・・・白い水の中に・・・」

切れ切れの無線でこう伝えてきたのが最後の連絡だった」



・・・この調子で、後に、捜索にでた飛行隊も消息を絶つわ、
現在「も」消失事件が続出し、恐怖のまなざしで見られている
・・・などとおどろおどろしく、締めくくられる。

そして、さらに凄いのがその後。

その「魔力」を「解明する」という事で、
出てきた説が、少年心をくすぐる

「珍説」

のオンパレード

狂磁力説、四次元説、宇宙人説、古代の力(アトランチス大陸)説・・・


それにしてもタイトルのつけ方といい、
挿絵の渋さといい、
本当に贅沢なつくり。

文章も淡々としたヤフーのニュース文なんかとは
わけが違う。

単なる科学的読み物ではなく、
緊迫、恐怖、神秘感がビシバシ伝わる良質のSF小説風で、
こりゃ、絶版本市場で高騰するな~と再認識。


あ、ジャンボははずれでした(W)