陰翳礼讃235 写真はわからない

「いよいよ、わからなくなってきました」

あぁ、だから面白いのだと気づいた

「これだけやってきても、まだわからないことがある」

多くのことを「わかっている」からこそ、よりわからなくなったのではないか

だから、いつまでたっても飽きることがない

予測不能、コントロール不能で、常に変化している

一箇所にとどまることはない

年齢を重ね、経験が増えれば、本来だったら理解度が増すはずなのに

それに反比例するようにわからなくなってゆく感覚がある

「いい」と「ダメ」の間にはどんな境界があるのか

誰か教えて!

なぜある写真が作品と呼ばれたり、時に高価な値段がついたりするのか

 

小林紀晴先生

「写真はわからない」

序文よりNOTE

 

久々本屋でこの「はじめに」を読んで

アマゾンでの注文ももどかしくレジに並んだ本です

私的神書物になる予感!!

 

売るつもりが無いので

思い切り表紙に読みグセ用の折り目を付けて熟読開始です

明日(今日)は読書と写真の休日に!