幻の珍品 Sinn EZM4

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

今でこそ、ビックカメラですらSinnを扱うようになってきたけど、
10年ほど前までは、一部の専門店でしか扱っていなかったSinn。

マイナーだけど、コアなファンが多いSinnブランドにあって、
さらにマイナーで、マニアックなロットがこのEZM4

2ちゃんのSinnスレでも、珍品、欠番、スルー扱い。
オークションでは、地味な分、出品数が少なく、毎回ほぼ国内定価まで上昇。
(ちなみに、当時は、ドイツと、日本で、1.5倍~2倍の価格差があった)

マイナーとはいうものの、Sinn日本語カタログが、まだ分厚かった頃、
裏表紙にでっかく載っていた事もあり、
Sinn社としては、自信作のひとつだったのかもしれない。

個人的には、Sinn156と最後まで、選択を悩んだモデル。

当時は、すでに珍しくなりつつあったトリチウム放射性夜光を採用し、
その証である赤丸3Hロゴにうっとり。
腕が痛くならない、レフトプッシュ
レマニア5100なのに、比較的コンパクトなステンレス削りだしケース
他に似たものが見当たらない特徴的な文字盤

156が実際の販売店では完売が多く、実物を見れない中、
かろうじて在庫があったEZM4は、腕にもわざわざあわせて、
ばっちり気に入り、買う寸前までいっていた。

もう少しだけ悩もうと家路に着くと、かねてから輸入をお願いしていた
ドイツのディーラーから、156入荷のアナウンスが・・・

結局、歴史があって、かつ、数年越しにあこがれたモデルである、156を選ぶことに
なったんだけど、ひょっとしたら、相棒になっていたかもしれないモデル。
今見ても、わくわくさせられるな。