社会が一番嫌いだった

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もう、毎回毎回、テストのたびに、社会には苦しめられた。
先生の事は、面白くて、すきでも、社会という科目はどの先生に習っても
結局好きにはなれなかった。
まじめな?性分だったので、定期テスト前には、丸暗記で詰め込んで、
点数は、そこそこキープしていたけど、好きだった理科とは違い、
テストが終われば、数時間であっという間に、知識が抜け落ちていった。

理系コースになった高2の時点で、センターで選択する、地理以外は、
もう、勉強しなくてよくなるというのが快感で、校庭の焼却炉に
山川の分厚い日本史の教科書を焼きに行ったのを覚えている。

もう、一生、歴史なんか勉強しないからな!
足利だか、藤原だかしらんけど、ちょんまげとか興味ないし!

そう誓って(W)十数年。
どういうめぐり合わせか、この春から、「社会」の勉強を開始しておくよう
上司から指令を受ける。

数学の準備もままならないなか、まぁ、これも試練だと、まず定番の
模擬テスト過去問いっきときをやってみる。

ラティーノスの話す言語は
中国の人口は
「島」のつく都道府県はいくつ?
5・4運動とは
中国の時代名
etc・・・

ん~~~いやな感覚がよみがえる。
今やっても、なかなか、勉強したくなる「動機」を見つけにくい!
それを知ったことで、どんな「幸せ」がくるのか、ぴんとこない。

同じ模試で、本職の理科だと、かなり易しめの問題と感じられるので、
社会も、きっとそれほど難易度は高くないはず。

自分にとってはどれもこれも、過去のいやな記憶のかなたに
葬られた知識ばかり。
高校受験理科は、極めきった感があるが、社会は、教科書レベルで四苦八苦。
どれもこれも、新鮮な発見の連続で、脳の、今までぜんぜん使っていなかった
部分をくすぐられる感覚がする。

話は変わるが、
社会が好きな生徒は、理科が好きな生徒と似た感じで、
社会を非常に愛しているという印象がある。

塾講師や学校の先生も同じで、たまたま、英語ができたから英語だとか、
文系だから国語といったような、
それほど科目にこだわりはないんだけど・・・という先生が多い中、
社会を本職にする先生は、たいてい熱心な社会マニアだったりする。

これは、きっと、社会という科目は、何か強烈に引き付けるものがあるはずだ。
しばらく社会と付き合ってそれを早く見つけ出したい。