普段、光と影シリーズは、アマプラの本を読みながら要点を自分の感情を入れずに覚書として箇条書きにしてるんだけど、ツキイチぐらいは、その時々の思考傾向を記録する意味でも昔ながらの普通の日常ブログもいるなと気づく
いろんな本や作業用動画を流していて、昔は正しいと、いや、「そう考えるべき、すべき」と考えていたことが実体験としてずいぶん違うなと気づくことが多い
一瞬で「そりゃ時代遅れやろ」と反発する意見ならともかく、
厄介なのが「一見正論に聞こえるけど、よく考えると不幸になる考え」
きのうたまたま流れてきた「橘玲」や「ひろゆき」系のまとめ動画が完全にソレ
どれもこれも、「君ら頭が悪くてあほなので気づいてないでしょうが」的なだれにでもあるあるの将来不安を煽る事で「こうすべき」「べき論」「悲観論」のゴリ押し
その論旨での煽り、平成末期ぐらいまでならギリいけたけどもうそのムーブメントではもはや今どきの人の心は反感を買うだけで動かんやろという事のオンパレード
例えば、専業主婦なんてすぐにやめろ、2億円損する
→そもそも2億も稼げないのはおいといてw専業主婦だから得られる自身と周りに与える幸福が2億円以下という前提が間違っている
この手の話は「今の時代結婚や子供作りはコスパ悪いからするやつバカ」の論旨と同じ、結婚や子供作りなんて最もお金やコスパでやるもんじゃないからな
お金があるから、ゆとりがあるから、家族を作るでもない
お金がないから、ゆとりが無いから、家族を作れないでもない
ヤンキーは「バカ」なので若くで結婚して何も考えず無責任にすぐにたくさんの子供を作る
高学歴はは「エリート」なのでコスパ重視で高齢になるまで中々結婚せず、結婚してもコスパ悪いので子供を作らない
これね、この年に成ってようやくわかるんだけど、どっちが幸福、不幸の優劣はないんだよな
ただ、「異なる生き方」というだけ
「バカ」と「エリート」を入れ替えても普通に成り立つ事に若い頃は気づけなかった
ひとつ前の生き方の成功パターンにすがるように色々我慢してきた前世代の押し付けも原因なんだけどね
男は努力して「お金持ち」に成れば年を取ってからでもモテて若い子とでも結婚できます
岡田斗司夫氏も「この論旨は10年ぐらい前まではいけたけど、今は破綻している」と突っ込んでるけど今の若い世代て、安定して裕福な5歳以上の年上なんかより、貧しくても同世代同志を選ぶ事に急速にシフトしているのは間違いない
妄想ドリーム、創作物ならオッケーだけどねw
老後大変なので、若いうちは我慢して貯蓄できたら「投資」に回しましょう
うそつけw何が「投資」だよ
100歩ゆずって、投資で$稼げる人は、投資で$溶かすか、次の投資に使う予定の$を銀行にあずけたまま人生最終日を迎えるやろ
「投資」≠「ギャンブル」と言いたいんやろうけど、根本はどちらも「$スコア」
$が大好きならその生き方で月日を重ねる素質あるけど多くの人の「幸せ」は老人になったときの預金残高の高低じゃないからな
今がんばらないと、定年後も一生働き続けないと駄目になりますよ~
貧しい老後なんて地獄ですよ~
今もがんばるし、楽しむし、老後もがんばるし、楽しむ時代になっただけやん
食い物も医療も変わって今の80代は昭和の40代とたいして変わらんというのに
ましてや今の50代なんて、20代の見た目、体力、気力維持したまま
毎日10km全力疾走できて、肉を600g食って、峠をSSバイク倒して走れるわ
(僕は金稼ぎ下手なので食ってるのは肉じゃなく豆腐なんですがw)
定年まで無理して身体と心をむしばみながら地獄の社会人生活を走り切って、
退職金&年金を何とか手にして、老人として満足に動かなくなった身体と
あらゆること億劫になるカサカサに枯れた感性で死を待つなんて
男の平均寿命がまだ70代やったひとつ前の世代の生き方やろ
いやな会社はやめて「起業」しましょう
「不労所得」を目指しましょう
やたらお金が自動で沸く「不労所得」を賛美するが、働きたくないわけじゃない
休日の最後日は嫌になるし、いやな顧客、上司、不本意な人事や、サービス残業強制なんかが「いや」なだけで、働かなくても食っていける状態をめざしたいわけではない
「好きなこと」で食べていきましょう
「好きなこと」で食べるは正論ではあるが、「好きなこと」の正体が「楽して稼げること」となると話は別
この辺もネット転売や、ボカロP、ユーチューバーが目立ち始めた10数年前に一瞬光が当たった生き方で、結局幸せとは程遠いという社会実験の結論が出たからな
どれもこれも今となってはうさんくささしか感じない
とにかく「べき」と「コスパ」がともなうかつて正しいといわれてきた論旨は十中八九「今の時代期待外れで今の幸せにはつながらない」
コスパコスパ言ってたら、生命維持に必要ないことは全部「無くてもいい」になるからな
その点成田悠輔氏の
「非効率でコスパが悪いからこそ本屋はよい!」が自分がたどり着いていた今の旬の考えに最も近い
「僕はコスパ悪いこと、無駄なことにこそ価値を感じて観察するようにしている」
という論旨は本屋に限らず、生き方すべてに通じるものだと感じる