プロの撮り方 風景写真

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

セガの看板ドライブゲーム アウトランが好きである。

レースゲームではなく、風景を楽しむドライブゲームであるという点

コーナーをぎりぎりまで引っ張ってサイドブレーキを引き・・・
というような、タイトなドライビングは必要ない。

光源、色彩、見せ方、すべてにおいて、コリに懲りまくった
世界各国、色々なアコガレのシチュエーションの「風景」
を徹底的に楽しめる非常に贅沢なゲーム。

写真について、勉強を進めるにつれ、
なぜ、このアウトランの風景が他のドライブゲームよりも
格段に美しく感じるのか、
いままで、直感で感じていた事が、
理論的に分かるようになってきた。

写真理論が分かると、
自分が撮影するだけでなく、人の作品の鑑賞もより楽しめるようになる。

そんな、事を強く感じた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

表現する言葉を考える

まず、家の近くで魅力を感じる場所を見つけてみる
そこで、伝えたいメッセージを考える訓練

色々な時間帯、季節、違った天候で撮影

うまく撮れる、撮れない理由を蓄積する練習をする。

巨匠の作品に学ぶ
その写真が、目に留まった理由を考える

見ること、考える事

興味を引くものが明確に伝わるように

地平線は空を生かすなら原則三分の一

s字カーブは視線を情景の中に引きこむ

ネガティブスペース・・・何も無い空間でテーマを強める

好ましくない要素は排除・・・電線、遠くの建物、紙くず、小枝

風景写真は、ただ単にきれいな写真を撮る事ではない。
目的にかなうもの
その場所に関心を持ってもらう事

あまり、人が訪れない時に、訪れる。

色彩をコントロールするのは露出
適正露出を得る事が目標ではなく、目が見た光景に近いものを
再現させるためにブラケット撮影する。

撮った写真は、感想を聞こう

広角で撮ると、興味を引くものが無くなりがち
動きを持たせる事を特に気をつける

前景、導線、構図
詰め込みすぎもダメ

建物は、台形歪が生じる
自然には、直線があまり存在しない。

望遠レンズは、被写体を絞り込む

いい風景写真は、被写体同士の関連性と遠近感

雲が風景に影を落とすのを待つ

場所の本質
場所そのもののよさにくわえ、その場所について何か語るもの

逆光 影が導線 見る人の視線を誘い込む

背景に光が当たっていると雨粒がきれいに写らない

雨粒を止める1・125
雪は1・60
で止まる
遅すぎると、雪は霧のように見える

難しい光
ISO100にて
満月風景 f4 4分
満月砂地、雪景色 f4 2分
周辺光なしのイナズマf5.6 開放
周辺光ありのイナズマf5.6 5~20秒

日没日の出もや
太陽から45度離れたところで測光

太陽を写したいのか、空を写したいのか
で、望遠、広角を決め、
太陽に近い空には、シルエットを探そう

その場所にいるかのような雰囲気を工夫
単に、のぼるだけ、沈むだけはあまり面白くない

空は月が映える暗さ、地面は、まだ色が残る時間
全体に貫くシルエット
一瞬で変わるので、ずっと待つ

フィルムの場合、1秒以上だと、露光の比例式が変化する
つきは四分の一秒以下だと形が崩れる

つきは上ってくる直後がベスト

月そのものはf16

ディテール(細部)
形か、質感か、

岩のくぼみにたまった雨水
足元もよく見る

パターン、形、色
パターンを壊す要素を見つける→パターンを強調する
同じ色調の固まりは奥行きを与える。目を細めてみてみる
ディテールのパターンだけでなく、大きなスケールのパターンにも注目

ライン
横 平静
縦 力
斜め 活力

質感・・・強調する方法
情景に対して、自分が抱いた印象を伝える
早朝、夕方、逆光、スローシャッターでの被写体ブレ
小さいものだけでなく、スケールの大きいものからも質感を探す

写した結果を確認したら
もう一度同じ場所にいって撮影する
それを繰り返す

3年で、人に見せられる感触
フィルム代を稼ぐため、昼間は別の仕事

長い時間をかけて、被写体とじっくり向き合うことから
授かる恩恵

たくさん研究する中で、どんな写真が自分を感動させ、
ソレが、なぜ、なのか考える。

何も考えなくても、使えるようになるまで、
自分の機材についてよく知る

川の透明感 早いシャッタースピード
川底の岩にもピントがあうように

スピード感を求めるなら遅いシャッタースピード

水面に映る像
余計なものが映らないように
こここそ、PLフィルター
細部を強調、色とびをなくす

滝をとめる 1・250
流す1・8

森・・・どんな森で、どんな写真にしたいのか
明るい?さわやか?陰鬱?・・・それを伝える目を引く特徴
ちょっと違う木の幹 曲がりくねる小道、視線を画面に誘い込む

濃い緑→露出オーバーになりやすい

平野は、興味を引き物がはっきりしていないことが多く難しい
広大さを伝える・・・注目する何かが必要
視線を当ても無くさまよわないように

重要な要素が前景 被写界深度に注意

窓越しに、PLフィルターはだめ

アンセルアダムス
人工物は組み込む。その場所について多くを語ってくれる
人や、車が通るのを待つ


月そのもの+背景 プラス1~2補正
四分の一秒以下

月無しの月光 数分露光

洞窟は内蔵ストロボの正面光を使わない
小さな洞窟は超広角

エルンストハース アンリカルティエブレッソン

旅を楽しむためならプロとしての写真撮影はしんどいかも
それぐらい厳しく評価