陰翳礼讃429 「まさか」は必ず起こる そのうえでどう生きるか

無理ゲー社会の生存戦略

何者にもならなかった者のための救済

死の入り口らしきところで

「人生思い通りにならなかったけど、結構面白かった」と軽やかに思うためにすること

「こんなはずじゃなかった」

「こんなの聞いてない」

まさかまさかの連続

自分では防ぎようのない事態に襲われ

「なんで自分だけこんな目に遭わなきゃいけないのか」と

傷つき、悩み、自分を見失いそうになる

それでもなんとかかんとか、主体的かつ具体的に動き続ければ

つらかった気持ちを覆すような「まさか」も必ず起こる

どうせ寝ていても年は取る

「どうなるか知らんけど」くらいの気持ちで具体的に動く

チャンスなんてものは「そっか、あれがチャンスだったのか」と後からわかる

いつ現れるかどうかもわからない「女神」を待つ

人生の秋は意外に長い

無為にも自棄にもならない穏やかな生き方の導きが必要

「負けない」よりもっと大事なのは、とことん負けた経験であり、逃げ出した経験であり、裏切られた経験

失敗はいつだって内面を強く、豊かにする

自分の価値判断を信じ、丸裸の「私」に勝負をかけて動く

ある日、ある瞬間、見過ごしていた「大切なもの」に気づく

「あの経験が今につながった」と人生のつじつま合わせに成功し、いい笑顔を浮かべる

誰もやりたくないし、やらなくてもいいのに、誰かがやらされてる事

余計なひとことをいわない、そうなんですかという興味があるふり攻撃

いつだってサクセスストーリーは後付け

評価に心が奪われると自分が消える

そうならないために、自分が自分であるための強い自己を作る

負けた経験をきっかけに椅子取りゲームから撤退し仕事人に舵を切る

半径3mの人間関係を充実させる

自分で決めた事には自分で責任を持つ強さがある

評価を「それはそれ」と受け止める一方自分の価値判断がある=自律性

大切にしたい有形無形の自分の道具はなにか

自分のミッションはなにか

見返りを求めない、自然なふるまいをしていると、小躍りするような出来事が起こったりする

実はやってみたかったことをする

次世代のためではなく自分のために

忙しいを理由にやらなかったこと

そのとき他者も巻き込む

外的な要因で側道に追いやられた人ほど自分への怒りが顕著

このままじゃつまらない、腐ってたまるかと抗い

主体的に動いてしまう

病に倒れて初めて見える世界が変わる

ある日突然「負ける経験」を強いられて前が見えなくなる

それでやっと気づく

正論が応える

そんなとき

「まったくもってその通りです」

と正論を受け入れ自分から負けてみる

むしろ

「とっとと負けてみる」

誰のためでもない、自分のために

負けを装う「謙遜」は危険

謙遜ごっこほど時間の無駄はない

「忙しい人=できるひと、求められてる人」という価値観

仕事から離れ非日常の世界を過ごすと、こわばっていた心が緩む

頭の中に空白が生まれ、面白いことをおもいついたり、

見過ごしていた道端の名も知れぬ花にきづいたり

夜空を見上げ、満月と金星に感動する

どれもつかの間の幸せで、3日ほどの賞味期限しかないけど

それでいい

無駄は人が他者とつながるための大切な時間

人が人でいるためには無駄が必要

無駄な時間、無駄な空間、無駄話

無駄を大切にしているか?

誰も反論しないであろう有名な識者の意見は最強の思考停止ワード

考える作業はしんどいけど自由

何を考えても自由

制限を課すことはできない

 

会いたいと思ったら会いに行こう

やりたいと思ったらやってみよう