精神的向上心のない者は馬鹿だ~恋は罪悪ですよ。解かっていますか。

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今娘が夏目漱石の「こころ」を読んでいると。
漱石のなかでも後期三部作として有名な「こころ」の
深いところがリアル中学生にわかるわけがネェw

と変に親マウントwを感じながら、
久々読み直そうかなと思っていました。

たまたま、ブロ友のモノケさんが「こころ」を読み直してる
って聞いて、「今でしょ」という事で、PS4PROの
ダンボールを開ける前に、
積漫画だった「まんがで読破 こころ」を読みます。
って漫画かよw

いや、このまんがで読破シリーズ、結構好きで、
これを読んだ後、アマゾンのレビューを全部読み、
その後、ネットで有名処の書評を楽しむという
一連のルーチンが僕の中で出来ています。
休日の小一時間の定期的楽しみの一つですね。

「原作こころ」ですが、
僕がリアルに読んだのは自称読書家時代の中学~高2の
どこかで、実際、あんまりピンと来ずに「読んだ事」
にした記憶があります。


自分の利益の優先 vs 人間としての倫理観

究極的なテーマは、コレですよね。


「好きな事だけをして生きていけば、すべてよくなる」

という「嫌いな事は全無視しようぜ宗教」が
自己啓発ビジネス本業界で台頭してきています。
これを軽薄と取るか、生き延びるための知恵と考えるか、
ちょうど今、悩んでいる事の中心テーマで、
あぁ、歴史は何度も繰り返しているんだなぁと。

新しい時代が来るというムードの中で、
新しい生き方をしてみたいという願望は
自然と湧き出るもので、

今の世の中が作った、お祭りの波にうまくノル事

そして、乗り損ねると、しんどい生き方になる
(こじらすと古い時代と共に殉死しちゃう)

コレを痛感しました。


純粋で、無敵理論・思考を持っているつもりでも、
お金、恋には、だれだって、
いとも簡単にもてあそばれてしまう・・・戦争で
無くても、人はこころの問題で殺しあう。

中学生で、これら実体験からの苦悩と悟りなんて
絶対わからんだろうて。
後で娘に感想を聞いてみよう(意地悪w)

ちなみに、漱石は49歳でなくなっています。
自分の年齢と重ねて、見えていたであろう世界と、
才能に震えます。

勉強してもしても、
必ずしも幸せいっぱいでは到底無かったろうなぁ・・・


私的名台詞まとめ
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君は淋しい人間だね

認めるのが恐かった
自分が平凡な人間であるという事を。

毎日無意味に神経を尖らせている自分が恥ずかしくなってきた

どんな人でもお金をみると悪人になる

策略で勝っても人間として負けたのだ

人に失望していた私が自分に絶望したのです

本と酒で生き埋めにしました

明治の精神に殉死