2016-03-18 all engine running 写真 そうしてある日気がついたら、身のまわりには、たたずむ僕と、ほこりをかぶった一台のカメラと、そして太陽だけが在った。 ある晴れた朝、ふとそのことを認識したとき、僕のなかにひとつの臨界点が生れた。 僕はもうためらわずにカメラを持ち光の中に立ち戻った。 僕の目の下には僕の影が在った。 それだけで充分だった。