禁断・・・
禁止・・・
なんて、頭文字が付くと、
たいてい、言葉尻とは逆に、凄く魅力がアップしてしまう気がしますよね。
少し、風邪を引いてしまい、
昼間だというのに、雨戸を全部閉めて、
むんむんする部屋で、アイス枕でへばっていました。
まっくらな部屋だけど、隙間から、うっすらと光が差し込み、
それで、浮かび上がる、
屋根や、壁、飾ってある、グランドキャニオンの写真なんかを
ぼんやり眺めながら、
陰鬱な気持ちにどんどん包まれて、
どんどん、ダークに。
ラッキーだったのが、
去年の教え子の女子高生達が、数人で一学期のテスト結果の
報告をしにきてくれていた事。
僕が教えていた数学・・・高校でもがんばってるよと。
すごいな、先生無しで、よくがんばってるなぁ~と、
やらかい髪の頭を上からわしわしなでてやると、
上下の前歯、全部見えるぐらいの若い笑顔で、うれしそうに目を細める。
最近忘れてた感覚だ。
ありがとう。助かった!
ほんの少し、雲の切れ目が見えた気がしました。
ほんの少しだけど。
清水穣
「プロヴォーク」そして「来たるべき言葉のために」より
あるがままのリアルな世界へ向かうとき逆光になる
リアルな世界は光として感受される
光に照らされた世界というより、光をこそ撮影したい
自動的に夜の写真が多くなる
リアルな世界は向こう側にある光の洪水であり、写真を白く焼き尽くすものである。
光はかなたにあり、かなたから来るべきものである
水平線、地平線・・・つまりかなたを思わせる表現、遠近法の線、フレームの傾き
かなたの光は、上方斜め上から下方斜め下へと差し込んでくる
一つの角が白く光っている時、その対角は黒く塗りつぶされる