テストに出る「教え」

日本史の勉強で、何が退屈で、何が覚えられないって、
なんたって「宗教」と「宗教家」


中学校教科書には、淡々と各時代の宗教家と宗教名が
羅列してあるだけで、その宗教がどういう特徴で、なぜ重要なのかの
説明がほとんどない。


○○時代に、○○宗教が盛んになりました

という事実だけが書いてあって、背景、逸話等なしも多い。
こうなると、完全に丸暗記するしかない。

もちろん、ネット全盛の折、
自分で、一つ一つ文献を調べていけばいいんだろうけど、
日々、歴史だけ勉強していればいいわけでもなく、
短期間で、一気に覚えこむってのが、現状として必須なのがつらいわけ。

義務教育範囲内で、名前だけをこれだけ大量に暗記するのが歴史の流れを学ぶのに必要なのか
一大人としても疑問・・・

ただ、今時だと、
たった、数年、あるいは数ヶ月ベストセラーになるだけで、
すごいとされる「新書系」の「生き方本」と著作者

それの、もっと親玉として、
各時代に、心のよりどころとして、数十年、あるいは、以後数百年
続いた「人の智嚢」の結晶として、タイトルと、人物だけでも
知っておくのは必要かな・・・な~んて、無理やり納得しつつ。


結局、1000年来、どの時代も常に、何かと生きずらい人の世をなんとか
乗り越える、または、下衆な言い方をすると、
ごまかしきるための方法論は、常に必要だったって事ですね。
理系人間で、どちらかというと、自然科学理論が、この世の法則
というイメージで来てしまっていた、自分にとっては、新しい感覚かも。

科学∽哲学∽宗教

じいちゃんの枕元にあったメモ書きをふと思い出した。



奈良、飛鳥時代 政治との密着 経典中心
行基 鑑真 道教

平安時代 貴族に広がる宗教 旧仏教
最澄 伝えた=伝教大師(変換すらでない!死後らしい)在来仏教対立
比叡山(京都滋賀20歳で登る) 延暦寺 天台宗(みんな仏になれる)
法華経

空海最澄より8歳若い)密教 広めた=弘法大師 高野山 金剛峰寺(漢字難しい!)
在来仏教親交
真言宗・・・現世の肉体のまま、宇宙の理法と一体化することで仏に・・・???

平安中期 民間
浄土教 末法思想(いまと似てる!) 阿弥陀仏(どんな仏様?) 
源信 往生要集 定朝 空也天台宗空也派 南無阿弥陀仏 口から仏さんがインパクト大)
本地垂迹説 神仏習合(うちの田舎だ)


鎌倉時代 民衆仏教 覚えきれない・・・鎌倉六宗(かまくらろくしゅう)
法然 浄土宗 浄土教のリファイン 念仏のみでOK 28年修行してやっとこさ
親鸞 浄土真宗 一向宗 法然の弟子 悪人こそ阿弥陀仏は救う
一遍 一世代後 時宗 諸国めぐり 踊念仏 空也
日蓮 日蓮宗 法華経 南無妙法蓮華経
栄西 宋 臨済宗禅宗)幕府の仏教
道元 宋 曹洞宗禅宗)vs栄西 幕府の仏教になるのがいや 男のみ 出家必須
禅宗・・・北条政子が支持 鎌倉武士 ひたすら座禅

室町
雪舟 禅僧 水墨
石川県 一向一揆 100年自治

江戸 儒教が時代の安定に役立つと奨励
林羅山 朱子学 湯島聖堂
中江藤樹 陽明学
山鹿素行伊藤仁斎荻生徂徠・・・儒学家・・・このあたり、完全丸暗記!?
石田梅岩 勤勉 倹約
二宮尊徳 積小到大 仕法 報徳社
蘭学者 高野長英 渡辺崋山