100%オレンジジュースクリームソーダで勉強

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塩酸の原液にBTBを入れてみる。

BTBは、青、緑、黄色の三色しか、教科書には載っていないが、
実は、原液に入れると、
最初、紫色になって、しばらくすると、茶色→茶色のモロミ
が出来る。

それを水で薄めて初めて黄色に変色する。

こんな事も、生徒と一緒に発見しながら実験観察を続ける。

「コレは学会に報告だ!」とお決まりのたいそうなフレーズを子供たちが
うれしそうにいうのを見るのが楽しい。

次は重曹を少しずつ入れる。
一気に泡が発生し、コレの正体は二酸化炭素であることを説明。
ビーカーから泡がもれない程度にうまく調整し、モクモクと泡を発生させて
楽しむ。
泡だけが、青色に反応しているのが、BTBが活躍している証拠。

途中、ビーカーがヒンヤリしてきて、うっすらと曇りが付く。
実は、コレも、教科書に載っていないけど、吸熱反応が起こっている。
中和熱を凌駕する、重曹の吸熱の効率にしばし驚く。

最後はお約束、お楽しみ実験。

二酸化炭素の泡とBTBの黄色が合わさってできたものが、オレンジソーダっぽいので、
それにかけて、
化学オレンジソーダ作りに挑戦させる。

そのままでは、おもしろくないので、あえて、市販されていない100%オレンジソーダ
作ろうと、みなで盛り上がる。

炭酸用ペットボトルに、100%オレンジジュース、クエン酸を入れて、
重曹を追加。ふたを閉めて、しばらく待つ。

どうしても、出来てしまう、クエン酸ナトリウムのえぐさをごまかすため、
オレンジアイスをトッピング。

コレが、予想外のうまさでみんな大喜び。
予算は、たったの、6人分で¥300.

いい時間だった。