三角形の合同条件の凄さ

有名な合同条件3種

三辺がそれぞれ等しい
二辺とその間の角がそれぞれ等しい
一辺とその両端の角がそれぞれ等しい


この合同条件を、今まで、
「そりゃ、そうでしょ。だから、どうした?」
程度にしか、見ることが出来なかった。

実際に、この単元を教えてみて初めて、
この合同条件の完成度の高さを思い知る。

この条件の凄いところは、
3条件のうち、一つでもいえたら、残りのすべての条件は、
実際に計測しなくても、予測できる、つまり、一部だけ調べて、残りはほったらかしでも、
「合同」といえてしまう所にある。

例えば、条件の一つ「三辺がそれぞれ等しい」が成り立つ時、
分度器を使って確かめなくても、対応する3角がそれぞれ絶対に
等しくなっている、そこがこの合同条件の凄さ!

という事を、強調して生徒達にしつこく伝える。

それにしても、3条件を最初に決めた数学者はすごいよな~。
この3条件の「証明」は見当たらないけど、
本当はあるのかな?

自分が、あまりやってこなかった「図形」単元の思考パターンには、
新鮮な発想がいっぱい隠されているので、
面白いものだ★