「三角形の中点通しを結んで出来た線分と、底辺は、必ず平行になり、
かつ、底辺の半分の長さになる。」
このシンプル且つ、だからなに?
という、「中点連結定理」一つだけで、
大量の派生問題、難問、奇問が作られる。
理科では、3つの要素のうち、2つまで探し出して、
残り一つを考えるというパターンが多い。
オームの法則しかり、圧力、面積、力の関係しかり。
中点連結定理はさらに複雑で、
A だから B
という、仮定と、結論で、
仮定、結論ともに、2つの条件が絡んでいるのがミソ。
ようは、4つの要素のうち、2つを隠して、さらに、2つを
考えるという一段高度な思考パターンを要するわけ。
原点となる、「定理」は、簡単でも、それを解釈する方法は、
たくさんあって、案外気がつきにくいものである・・・
実は、シンプルなのに、見えにくい、さまざまな問いに対する
「答え」を、見つける訓練として、数学は、
教育科目として、絶対重要なんだなと改めて感じた。
ちなみに、この単元を教えるのは、明日。
うまいこと、みんなに出来るようにさせてあげられるかな~