2枚とも買って私的お宝の2001年宇宙T
その時に気になっていたのがシャイニングTと時計じかけのオレンジT
同じキューブリック監督映画であまりにも有名なのに
実は見たことがなかった私的宿題放置映画でした
アマプラで期間限定無料配信ってことで片っ端から視聴
まずシャイニングはとにかく「怖い」
効果音からカメラワークから全部正統派ホラー
最近のホラーって怖いじゃなくて気持ち悪いがほとんどなんですが
子供の頃に夜に一人でトイレに行く純粋な「怖さ」を思い出す
そんな作品でした
有名な隙間から覗くおっさんの顔がまさかあんな恐怖の絶頂の瞬間だったとは・・・
それなりに初見ではわからない謎解きも多いので考察サイトを見れるのも
今どきっぽい映画鑑賞スタイルですよね
時計じかけのオレンジ、コレまたちゃんと狂ってるな
これ、リアル学生時代とかに見てたら単純に気持ち悪いだけだったろうな
この年になるとコレは社会のこういう部分のメタファーだよなとかを
重ねて見れるので楽しみ方がより高度になります
映画鑑賞って、若い時の感性だけが常に最高というわけでもないなと
映像美もさることながらそもそも撮影された70年代初頭ってのが
今感じるカッコよさにつながってるんだろうなと
このスーパーカー、思わずググってしまいました
M-505プローブ16って言うんですね
ネットだとホント瞬時に何でもわかるよなぁ
そして家族ゲーム 映画版
家族ゲームはかすかな記憶で長渕剛のドラマ版とグッバイ青春の曲を覚えているのですが映画版は初見
当時を懐古して撮影したフェイク昭和モノとは違う魅力があります
最後のテロップを見るまで家庭教師の人こそ有名な松田優作だと気づかずw
むっちゃカッコいい声とすごいオーラある演技だよなぁ~と思ってたら
超大御所だったんですね!
70年代を月到着、その勢いで突っ走った80年代前半頃までの
狂った超学歴偏重主義の窮屈感がすごくリアル
公開当時僕はリアル中1で作中人物たちは中3という設定
そうそう、学校現場とか家族の価値観とかこんな感じだったよなぁと
この告白シーンリアルだなぁ~
受験戦争にうまく踊らされた側で中学から私立男子校だった僕にとっては
想像でしか味わえ無いのが一生のトラウマw
さいごに先生が食卓をめちゃくちゃにするシーンの
カタルシス感がホントすごい
そして不幸の警鐘としてのヘリコプターの音で
終わる閉塞感ね
そりゃこの後オウムとかで暴れるインテリ犯罪者が出てくるわけだ
2000年代の失われた20年で先進国から脱落というけど
脱落というより離脱したという方が正確かもな
もう、お金持ちの人は好きにして
俺たちはそこそこでのんきに生きてくからサって感じで
お隣の韓国とか日本の90年代初頭までのノリを
そのまま無理やり続けてて日本を超す超テクノロジーとサブカルチャーが
花開く反面色々狂いだしてるらしいもんね
そんなこんなで片っ端から映画を見ていきましたが
ヲタ活は偏ったらだめをポリシーにしているので
次は活字だな活字!
明日も休み
養分吸収何しようかなぁ~