ルパン三世コンテンツに成りきれなかった90年代末ハードボイルド

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正月に放映された積みアニメだった
COWBOY BEBOP 天国の扉
を観ました。

アクションよし、音楽よし、
ストーリーはあるある系ながらも、
よき時代の探偵物語のSF版で
いい感じなのですが、どうも違和感があるのが、

「ファッション、特に女性キャラデザインの古臭さ」

これですね。

70年代~80年代なら古すぎて、あえて、一周廻って、
プチブーム(MA-1等)になったりしてていいんです。
AKIRAとかもはや、かっこ悪くない。

厄介なのが、90年代末ファッション!
妙なショート丈のジャケットや、
ホワイトシャツの大きめなエリをがばっと開いた
古いホスト系のデザインが致命的に
「カッコヨサを潰している」
これだなぁ。

この手の映画(アニメ)って、雰囲気命ですから、
ストーリー以上にその感覚って重要になってくるんですよね。

2000年前後の短い時間だけで
伝説化したアニメの典型という感じがします。
同じ時代のエヴァはそう考えると、うまく延命したよな。
いまだとサイコパスなんかはまだカッコいいので、
さっさと旬がすぎないうちにコンテンツを拡大して欲しいものです。

カーボーイビバップ本編は、1999年と、
調度、世紀の変わり目に放映された当時のカルト的名作で、
撮りだめた本放送の圧縮動画をいつか見ようと思いながらも
DVDに退避させたまま20年がすぎてしまいました。

あの頃は、テレビ番組だけでなく、
ゲーム機はサターン、PSが→ドリキャスPS2に変わり、
VHS→DVDになり、CD→MP3、フィルム→デジカメ、
PC性能も半年おきに格段に上がり続けるなか、
ADSL前夜ながらも、2ちゃんが登場し、
ネットUG文化の発達、とにかく情報過多かつ新鮮で、
「暇」という感覚が皆無だった頃です。

自身の感性もやっぱり若かったんだろうなぁ・・・

最近は、PS4PRO+PSVRなんて新兵器を買っても、
一ヶ月ぐらいで、まぁこんなもんかと、
興奮がすぐに落ち着いちゃう、ある意味しっとり
枯れた時代になってきたかなと。

いや、時代のせいじゃなく、俺自身の問題なのか?

ブログは2006年冬からなので、
2000年前後の感覚は、古い手帳の断片的な日記(当時は
今ほど豆に記録してなかった!ガラケー写真もまだ無し!)
でしかわかりません。

その点ブログは凄いですね。
10年前の忘れていた感覚が、ズバッと、検索できて、
思い出せる。

今日の日のこの感覚も、
同じように10年後、検索する日が来るんでしょうか。