美しいミョウバン結晶の作り方

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しょうもないのんでよかったら、
ミョウバン結晶は簡単に作れる。

ただ、「美しい」モノを作るには、
テストで100点取れてさらに、つりが来るぐらい、
高度で奥深い知識が必要。
そこに、ミョウバン結晶作成の魅力がある。

私の「冬」の授業の恒例行事が「美しいミョウバン結晶を作る」
というイベント。

生徒達と一緒に一からコツを説明、実演
去年の先輩達と作った「傑作」見本を見せると、
想像以上の美しさにみんな素直に喜んでくれる。

見せて回るとき、
「角が、刃物のように鋭いだろ?」
とか、
「きれいに透き通ってるから、CDみたいに七色に
光って見えるのわかる?」
とか、見るポイントを説明しながら回るのがコツ。

ミョウバンの溶解度曲線が曲者で、50℃を越したあたりから、
急激に溶解度が増加するため、
お湯で、飽和水溶液を作ると、冷えるそばからバンバン
粉雪のように、再結晶が降り注いでしまう。
それでは、ちっとも、「美しい」結晶を作れない!

中心まで、透き通った無色透明で、正8面体、エッジがシャープに仕上がった
完璧な、結晶は、冗談抜きで、そこらへんのショップで売っている
水晶の結晶より美しい。

あらゆる、難関をクリアして、完成した結晶は、
コットンに丁寧にくるんで、次年度の後輩達の動機付けに
活躍してもらう。

必ず、生徒の何人かが、自分でも挑戦してみようと
がんばりだす。

そんな子達を見守るのが毎年楽しくて仕方がない☆