5年前に念願の55インチ4Kテレビとブルーレイプレイヤーを
買った頃、唯一予約までして買ったソフトが京アニの
境界の彼方でした。
たまたま昨日の夜、積みアニメの一つ
「聲の形」を娘と見て、途中で夜食を食べよう！と
中断してそのままにしていたのですが、
翌日にこんな大惨事が起きるとは。
今問題になっているのが、世の中への怨念が
限度を超して人間をやめてしまった
「無敵の人」
守るものも、失うものも何も無く、
なおかつ、死刑すら怖くないという、
21世紀の日本型文化の闇が作り出したミュータントですね。
何ヶ月か引きこもったり、
ブラック企業で恨みを積もらせたりしたところで、
どこかのタイミングで人間として、ブレーカーが落ちて、
良くなろうとする方向に生まれ変わるもんじゃ
ないのか？
太陽の光を浴びて、うまいものを食って、
好きな音楽を聞きながら、眠れば
リカバリーするもんじゃないのか？
現実の世の中は、何年も引きこもったままでいる人や、
死ぬまで発狂寸前のストレスを手放せない人も大勢います。
戦争が無くなって無理やり死ねとか言われる時代じゃないのに
何してるねん。
自分もそんな穏やかな毎日を過ごしているわけでは
無く、だからこそ抗おうと必死で、悔しさに
涙と鼻水たらして夜道を走り、肩を壊してもバーベルを上げ、
たまの休日に、セミの鳴き声と、緑と土の香りを感じて
あぁ、この時間があるから俺の人生はアリ！
ってのを繰り返す日々をなんとか送っているだけに、
みもふたもない、こんなクソ事件の闇の深さに絶望します。
全てのストッパーが壊れた
「無敵の人」
が生まれにくい日本を作ることに、
どうか多めの給料を確保されてるｴﾗｲ人達は
優秀な頭脳を還元してくださいな。
ご冥福をお祈りいたします。
