80年代初頭、まだ、小4前後だった少年の頃の話。
百貨店のおもちゃ売り場のショーケース前で
最終的に絞り込んだ
「モンスターパニック」と「キッチン」
のトライアルで決め手がなくうんこずわりで、しゃがみこんで、
うんうんと悩みこんでいた。
当時ゲームウォッチレベルのおもちゃプレゼントは、
年に2回、つまり、クリスマスと、誕生日のみのビックイベントだった。
そのチャンスを有利なものにするために、
日夜通知表の得点がアップしますように!
とお地蔵様に祈ったりしたもの。(ちゃんと勉強せぇ)
いまどきのテレビゲームとは違って、
しょうもないものをチョイスしてしまうと、10分で飽きてしまう。
半年引っ張らないといけない、又は、友達と貸し借りする時の
大切な社交アイテムになるわけだから、選ぶのは相当慎重になってしまう。
この「キッチン」が候補に挙がったのは
とにかく「レア」性。
増田屋コーポレーション/プレイ&タイムシリーズは、王道から
ずれていて、あまり持っている人がいなかった。
しかも、液晶パターンの豊富さからして、やりこみ要素が
ありそうに、思えたのである。
結局、縦画面のスタイリッシュさと、ストップウォッチなどの
付加価値でモンスターパニックに決定。
バイバイ、増田屋 キッチン!となったんだけど、
最後まで選考に残ったアイテムなので、今でも名残惜しいなぁ~