学習塾の大学生のオススメで、
高校生の頃、まだ、ハードカバーで、金色の帯が付いている
ノルウェイの森を上下セットで購入した。
塾のちょっと、気になっていた女の子達も読んでいるということで、
自分も読まないわけには行かないという、
アホな下心もあったな~。
いざ、読んでみると、男子校で、オクテで、生真面目で、受験一色だった、
自分にとって、主人公達の行動パターンは、衝撃過ぎて、正直嫉妬心から、
嫌悪感すら感じて、読まずに積読状態に。
そうこうしているうちに、自分の薦めた小説が、
クラスのブームになっているのに気をよくした、先生が、
「緑と直子、どっちが好き?」
などと、聞いてくるものだから、「う~ん、決められないですね」
とか、適当に返事をして、
「大学生は、みんなこんな感じですか?」と頓珍漢な質問をすると、
ゲラゲラ笑いながら、
「そ~ですよぉ」
といっていたのを思い出した。
女の子達だって、
「描写がリアルすぎて、お母さんに薦められない」
とか、今にして思うと、
カワイイ感想。
当時の普通の高校生なんて、こんなもんだったはず?
みんな、どうしてるかなぁ~。
ちゃんとした時間が出来たら、また、じっくり読もうと、
変にもったいぶって、
結局20年近くたってようやく読むことに。
明日、朝早いから、そこそこで切り上げないと・・・と
思っているにもかかわらず、
結末を読まないわけに行かず、
こんな時間に。
今は、余韻に浸って、
しばらくしたら、色んな感想を、探しに、うろつこうかな。