光と影#44 飼っているのはどちらで、飼われているのはどちらか

社会全体がタコつぼ化した日本では、個人の努力で組織を変える事も出来なければ

他の組織に移っていく事もできません

環境が変えられないなら主観を変えるしかありません

だからこそ他人に何をいわれても気にしない「嫌われる勇気」をもって

「おかれた場所で咲く」以外になくなるのです

ほとんどの場合、

嫌われる勇気を持つことはできず、

置かれた場所で枯れてしまうのですが

富は正規分布ではなくべき分布する

べき分布 身長1mの群衆の中で身長10mや100mの巨人がいるような奇妙な世界

ネット空間が巨大化すれば、アクセスは全てのネット参加者に均等に分配されるのではなく一部の勝者に集中します

そこに不正や陰謀は隠されているわけではない

決まった時間に工場に行き、いつもの仲間と決められた作業をやっていれば家族を養っていけるだけの給料はもうもらえない

高度化する知識社会では仕事に必要とされる知能のハードルがどんどん上がっていきますが、それに応じて人間の知能が向上するわけではなく、多くの人たちが中流から脱落してしまいます

なぜ昨日まで普通にやっていたことが、今日に成ってイキナリできなくなるのか

うまく理解できない絶望死が起きる

人新世

アントロポセン

ミドルクラスの雇用は急速に失われている

AIの時代に生き延びるために機械を超える能力を獲得しろ

やればできる・・・グロテスクな未来

人を知能によって差別してはならないとするリベラルの理想世界ではすべての人がモチベーションによって差別されることになります

やってもできない人間は自己責任で社会の最底辺に突き落とされる

生涯学習ができない人間が落ちこぼれるのは自己責任

未来世界で生き延びるのは自分自身のよい評判を増やしていける人

好きなことで生きていくしかない・・・すべての人が実現可能ではない残酷な世界

労働とは生活のための必要悪であり苦役であると考えると

それを60年間やりつづける人間がいると考える方が荒唐無稽

かといって好きなことで生きていくのもすべての人ができるわけではない

こころの病は長く働くことが原因ではなくいやなことをえんえんとやらされるから

いつ終わるかわからない苦痛に対してはレジリエンスは無力

意味が分からない仕事

人間関係

能力を超える仕事で成績を競わされる

こんな環境で心を病むことなく日々楽しく仕事ができるのはごく一部の幸運なひとだけ

物理的に不愉快なことは世界からどんどんなくなっている

その割にはみんなそれほど幸福そうにはみえません

人間関係の難易度が上がっているから

人が一生の間に使える金額には物理的な限界があり、あとは金融機関のサーバーに保存された電子データにすぎません

シリコンバレーで世界を変えるために徹夜で働いているたくさんの天才たちは私たちの生活をゆたかにするための召使みたいなものです