
感情が先行している写真ってつまんないじゃないですか
最初から主人公が泣いている映画なんて

完成するのは作家が死ぬ時だよ

あんまり一枚にこだわらないことですよ
写真は絵と違って連続性を持っているから

柴田さんが撮ったダム
一度見たらダムがああいう風に見えるようになる
ああしか見られなくなるんだよ

これをやったらそれを土台にして次に何をやるかを考える
一つ終わって次はまったく違う事をやるというのは
作家のやる事じゃないから

例えば歩く方向を反対にするだけで写真は変わるから

一般の人に批判されたら芸術ですよ

退屈な街をさらに退屈に見せるっていうのがこの写真の面白さだから

夕暮れは情緒的になっちゃうんですよ
写真かはやっぱり朝早く起きないと

写真なんて作家のサインが入ってなければクズだからね
何の価値もないから

フォルム、光と影
物質性のあるものと、光と影
矛盾するものがフレームにあるから面白いんですよ