小中学生理科、考える力身につかず 国立教育研究所調査

実験好きでも活用苦手-

朝日新聞の記事を見て、なんか、たいそうな分析結果報告に
プロの実験教育屋としては、少ししらけぎみ。

最近のことじゃなくて、明治以降から、同じウエイトのままずっと
そんなもんじゃないの?と、大して目新しさも感じなかった。

日本社会の求めている人材が、じっくり時間をかけて新しいことを考える人
より、大量の情報を効率よく取捨選択してすばやく活用する人をより多く欲した
結果じゃないか。
評価の土台の入試問題がそうなってるし、その仕組みが変わりそうに思えない。

国民全員の平均値を今までとは別の方向にシフトさせるのか、
一部の特殊エリートをきっちり育てるのか、

利害関係を調査した上で、これから、
世論操作が始まるんだろうな。

本格的な理科実験塾が、本格的な受験専門塾に
肩を並べる日が・・・こないだろうなぁ~。
まず、民間企業では、商売としてほぼ成り立たないのが現状。
かといって、公的機関では競争力なし。

子供たちと、すごいな、不思議だな、どんなんできる?どんなんしよう?
と一緒に挑戦していくのは楽しいんだけど、
費用がかかりすぎて、この職種は常にボランティア気味だからな~。