
自由な時間を意義で満たさなければポジティブな変化が台無しになるかもしれないという焦燥感からダラダラとテクノロジー漬けになる
暇=活動や状況に意味が欠落していると捉え、劣等感や不安感につながる
「でもここでは無理だよ」
行き詰った時は身体ごと離れる

忙しく見せるために忙しくしないと反発や孤立に必ずつながる
無意識の温め
高尚な余暇に戻す
一つの事に夢中・没頭できるか

気を散らすことを許さない伝統的な「道」は最も質の高い余暇
多くの事を同時にすると共通点、重なるところが見えてくる
仕事と、余暇のどちらかを選ぶのではなく、むしろ仕事のために余暇をしっかりと取りクリエイティブな発想ができるようになること

自力でできるタイムオフに集中
まだ裏返されていない意思を見つけ裏返してみる時間

現実を無視した期待に応える事
仕事が侵入するのを防ぐ戦略
知能の高いコンピュータに支配されるディストピア

穏やかな気持ちでいる事が周りに与える影響は計り知れない
何枚もの絵をいっぺんに見ようとする人は一度でいいから一枚の名画の前で一日中過ごしてみて欲しい
多くのものが得られる

休息倫理
過剰な楽しさから身を引くともっと喜びを感じられる
ひっそりと日常にちりばめられている喜びを見つける力
好奇心・新しいアイデア・想像力

燃え尽きかけている所から素晴らしいアイデアは出ない
過労が栄誉の証のようにもてはやされる社会
忙しさに重きが置かれ求められ続けている
見知らぬ場所での発見に距離は無関係

50%2h<100%1hという事実
名所を機械的に回る事とその場所を経験する事は全く別
プレッシャーが大きすぎると喜びは感じられない

時間と労力をつぎ込むほど得られるものも大きいという考え
時間が商品
余暇は無駄でしかなく金を燃やすのと同等

余暇を中心とした暮らし
ただぼーっと座っていられる時間なんてそう長くはつづかない
お金が無くなる前に座り続ける事に対する情熱が消える

余暇のための余暇
BGMとしてではなく、集中して音楽を聴く
他の作業をしない
旅と同じ価値

カイロス的時間
はっとしたひらめき
日常ではアクセスできないチャンスの神は前髪しかない

ひらめきと本能任せに冒険と不思議一杯の長い一日
遅すぎることも早すぎる事も無い
時計の針を気にしない瞬間の没頭

計画など立てずにただ気持ちの向くままに身体を動かす
現実世界で生きなければならないと時間の過ごし方をクロノス的時間に変えてしまう
情報に集中するより情報を無視する方が重労働

高尚な余暇が忘れ去られただけでなく
余暇が罪になってしまった
気を散らすためのテクノロジー、物質以外にも依存性になる事が判明したのはこの10年
予期せぬ時のランダムな社会的承認欲求のご褒美快楽恐怖を侮りすぎ
オンラインに投稿する度にくじびきをするようなもの

生産的であれば善い人
なまけたら悪い人
テクノポリ・・・新しいテクノロジーの欠点が全く議論されない社会
新しいだけでもてはやされる

ボロボロになって働いていなければ悪人で怠け者、卑しむべき寄生虫だから社会からの道場にも慰めにも値しないという認識
質の良い時間とは

楽しんだことにはお金は払われるべきではないという認識
メディアやテクノロジーの過剰消費、過剰使用は運動や食生活をきちんとしていたとしても必ず心を壊す
大人の場合、単一の集中力を長時間持続できなくなっている事に気づいて初めてこの中毒と依存の怖さを認識する
TIME OFF覚書
仕事だけでなく余暇も両方真面目に濃いものに!というテーマは
平成中後期からの正論だが、この数年で少し時代遅れの概念になりつつあるのを感じる
本書で忌み嫌われるダラダラとした生産性の無い余暇や、AIでもできそうなルーティンワークの単純作業は
来るべき理想の近未来社会であっても、むしろ幸せのために完全に排除してはいけない大切な要素の一つでもあるという点に本書は全く言及していない。どこに主流を置くかは時代の流れに合わせたウエイトの問題であってぶり返しは必ず来る
最善が常に最高であるなら、AIに勝てなくなった棋士達は既に仕事を完全に失ってるはずだが
現実は全くそうはならない
人間「臭さ」が幸せと不幸の本質だと感じる
不幸だって量を間違えなければ必要な「味」なのだ