The Warriors・・・夜のぬれた路面と胸板で光るネオン

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これ、ロックスターゲームの隠れ名作ソフトとして有名なThe Warriorsの
原作って事で、東大阪でたった一軒しか扱っていないをツタヤ探し当てて、
借りてみる。

レンタルなんて、15年ぶり。
当然、会員証を一から作るところから(W)

重い腰を上げさせる何かが、この作品にあったんだろうな。

映画自体、自分の中でも、久しぶり。
なんせ、2週間連続勤務中ですからね。
子供たちを送り出し、しばしの貴重な空き時間を使って、チョコレートをつまみに
鑑賞。

のっけから、な、なんて、カッコイイ映像、BGM!!

ストーリーは、まぁ、あって、無いようなもの(W)で、そこらへんが、
B級扱いっぽい所なんでしょうかね。

ストリートフォトが好きな僕にとっては、構図、色彩等、新しいカットに切り替わるたびに
「おお~」
って声を上げてしまうぐらい、計算されつくしているんですよね。

いわゆる、どのシーンを、とめ画で画像にしても、
一つの画になってしまう。

サビと、ホコリの臭いがしそうな地下鉄、彩度の低い夜のダウンタウン
夜の雨にぬれた黒い水溜りに落ちる黄緑色の水銀灯
いまどきの、「道楽フィットネス」ではなく、日々のリアルファイトで鍛え抜かれた
細身の筋肉質な体と、70年代末期のファッション。

ところどころにサイケデリックな怪しいムード。
BGMも久々に聞くレトロロック!コレは、レコードで聞きたい感じ。

いやぁいい時間だった。

コレを機に、他にもこの時代の映画を見てみたい欲望が沸々と。
どうせなら、メジャーすぎないB級のこだわりのものを発掘できたらな。



GTAなんかが、小学生の憧れの「ワル」ソフトとして、
持っている事がステイタスに成っているってのが
かわいらしいというか、あほらしい~って思うものの、
少し分かる気がする。

そんな年頃ってあったよなぁ。

小~高と、どちらかというと、「イイ子」組みだったボクにとっては、
長い事、軽蔑気味に思っていた「ワル・・・アウトロー」に対し、本当は、
羨望と嫉妬の気持ちがあったんだって事は、当時、認めたくてもなかなか
認めることが出来なかったんですよね。

それまでの、辛抱とか、努力とかを根こそぎ否定してしまうような気がしてね。

でも、この年になって、ようやく
ああ、そういう生き方も時にはアリだな・・・と思うようになってきている。
遅ればせ反抗期みたいなね(W)

しんどいなぁ~・・・
じゃあ、今日はサボっちゃえ!見たいな。
なんか、思ってるかな。しるか、そんなの。ムリムリって感じ。
そういう、生活上の手持ち札をもってこなかったのは
本当に窮屈な人生だったかも。



善や、秩序にがんじがらめになって来ると、
ついつい、自分はもちろん、他人にも強要するようになってしまって、
裏切られたりする事なんかに、いちいち敏感になってしまって、
結果として、眼が釣りあがり、殺伐とし、一人でいる以外は
落ち着かなくなってしまう。

というわけで、
「ワル」に目覚めたばかりの小学生のような気分で、
しばらく過ごしてみます?!


そんな映画でした(W)