没後50年 髙島野十郎展~闇を描くために月を描いた

今年のGWは絶版写真集と鉱物標本に大散財したので、外出イベントはツーリング1回、ミネラルショー、そしてこの野十郎展の3つのみ

まぁ十分か!

中の島美術館は初めて

そもそも野十郎展に行くきっかけはインスタの広告

丁度オブジェクト写真作品を作ろうと思ってたので光と影の扱い方が好みで心地よかったので真似したいなと

あとはいわゆる1970年代ぐらいまでに作られたすでに少し退色したアート作品のカラーセットに興味があってシュルレアリスム展と同じく図録やポストカードも買いたいなと

前売り券も滑り込みセーフでネットで購入成功

限定カップもイイ感じ

あいにくの曇天

フィッシュアイ+α99でボチボチ撮影しながら到着

美術館の体験はこのハコから既に始まっている

どれもこれも、額装含めてステキ

展示空間の間と照明、解説文がイチイチ素晴らしい

小学校時代の図書室の記憶

すすけた本の挿絵の感じ

木製の床の脂や体操服と洗剤の匂いを思い出す

あるいは大昔に住んでた実家の洋間の感覚だ!

闇を描きたかったから月を描いた

こういうのは学習前のAIでは思いつかない学芸員の才能

ギリギリまで照明を落とした暗闇に黒バックという天井の高い壁

やみくもに詰め込まない贅沢な広いスペース

 

途中宮下先生の講演会に参加

自分もライフワークにしている夜景表現の講義が楽しい

研究者の方って講義自体は△な方多い中

しゃべりが無茶苦茶うまい!

 

この展示、講演会、限定カップ付なら入館料は少し高めだけど映画館で見る2本分ぐらいの映画を超えた体験で納得

野十郎が東大理系主席のエリートだったのに、官僚コースに進まず生前さほど売れない画家&生涯独身として終生終えた人物というバックストーリーにも惹かれる

太宰治の様にガツガツ芥川賞欲しい欲しいとかじゃなくて、売れなくてもギリギリ食っていければ自分はこの仕事をしている事が自分の幸福だと理解している人間の画

山奥の掘っ立て小屋に独りで住み、周りにだれも居ない夕暮れや闇の中で感じた

濃密な思いを作品にしていく

・・・直感で思った通りこの人の画は自分も見た風景だ

この林の夕陽は、自分も生駒山を独りで登っているときに何度もみた「気分」

気分を共有しているからこそこの画の価値が深く理解できる

それは世間評価の評価額とは無関係

有名な蝋燭シリーズは

売り物ではなく、実は全て贈答品だと知って驚く

詳細は不明だけど、

何らかの生活支援をしてくれた人に渡せるお金はないから

お礼として描いたのかな?

本物の額装を観た後でミュージアムショップでの額装レプリカは

なんかやっぱりチャラいw

これに関しては、ポスター単体を購入して自分で額やマットを作ろうともくろむ

本当は複製画だけを売って欲しい所だな

淀屋橋って事で大好物のインデアンカレー大盛り&ルウダブル&ピクルス大を

本来劇混みの店内でこの時間は自分一人という違和感

¥1600の贅沢な時間

相変わらず神の食べ物だなぁ

戦利品のポストカード

最初絵のサイズに合わせてマットを作ろうと思ったけど、予算と、あとあとの事を考えたらポストカード汎用サイズにしたものを作る方がいいなと

こちらはA4サイズのポスター

蝋燭だけは、ニールセンを使ってブラックゴールドのマットをオーダーして

カッコいい額装に作り上げる予定

月夜の二作はソリッド5、あえてオリジナルマットで

マットの右下に写真説明が載ってるのを活かしたいなと

元息子の部屋をgallery兼趣味の部屋に改造中

天井の窓から光が落ちるこだわりの部屋なのに

全く使ってないのが勿体ない

かなり豪華なつくりの図録ももちろん購入

部屋をばっちり掃除して空気をきれいにしてからじっくり鑑賞したい

限定カップは炎の部分はクリアになっている

最初温度で色が変わる仕様だとおもってたけど

違うのね

電子レンジ不可なのでティーパック紅茶用かな

それか麦茶だ

そうか、もう麦茶の季節がまた来た

無くなった祖父が砂糖をたっぷり入れた紅茶を

大きいカップで飲みながら一日中本を読んでいたのを思い出す

もう45年前ぐらいの記憶だ

人間の頭には改めていろんな記憶が眠ってるなぁ

その記憶もそう遠くない未来に

イズレ宇宙に無として全部戻っていく

野十郎が最後は周りの景色がどんどん減っていった作風に

変わっていったのがその思いに重なる

この春から10年ぶりに静寂な生活に舞い戻った

不意打ちだったな

もっと大切に味わえたか?いや充分合格点だったろう

欲張ったら駄目だ

 

しばらく忘れていた思いに胸を締め付けられる都度

いつかと後回しにしていた事に

着手開始しろという神からの

バツグンのタイミングの言葉だと自然に理解した

GW開けにステージが大きく変わった

あぁそうか、気づいた

いまだ!

 

腹が減った

おそい朝飯兼昼飯にしよう