陰翳礼讃328 極寒の夜に

自分の心の中に暗黒の裂け目があるのに気づく

元気でいられる残り時間は先が見えてきた

喜びや充実感は「こんなもの」でおしまいなのだろうか

心にぽっかりと口を開けた真っ暗な深淵に飲み込まれそうな恐怖に襲われ

慌ててテレビをつけたり、音楽を聴き始めたりする

気晴らしの道具は無数に開発されている

それでも、ふとした瞬間に現実の日常的な流れに亀裂が入ることがある

日々の生活に「意味」を感じたい

人生を意味づける方法とは