「エモい写真の撮り方」なんて商売に使われだしたらすでに「エモ」は「エモ」を失いだす。

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GWの最終日付近に訪れた
グランフロントの紀伊国屋書店
ここがもう、素敵な本屋さんで、
外からの光よし、広さよし、
店員さんもオシャレでかわいい。

もう普通の本屋さんが全部つぶれる理由がよく分かりました。
いや、つぶれかけの企業のつぶれる理由も!

集まるところには人も物もかねも全部集まる。
ただ、それだけの事。

旬やなぁ~~
いろんな正しい方向の努力が確実に花咲いている場所で
しばらく光に包まれながら過ごして、自分の言葉に出来なかった
なんとなく解っていた、
わだかまりの根本原因をジワジワ理解していました。

そんないい光の中で、アマゾンウォッチリストに入れていた
少し気になっていた写真集を手にとります。


これが、中々私的Hit!
いわゆるイマドキの「エモい写真」ジャンルの頂点の一つで、
特に旬のアイドルを写しているわけでもないのに、
紙ベースでの写真集が一般販売されるのはよほどの事ですね。

ただ、この「エモい写真」ってキーワード、
出始めの頃に持っていた「エモ」のパワーを失って、
すでに、少し廃れ始めている気もします。

今は賞味期限ギリギリって所かな。

女の子のプリクラ文化って独特ですよね。
明らかにおかしな目や肌感に加工する事をよし=売り上げが上がる
という謎の美的感覚はおっさんには全く理解できません。
最初から「インスタ映え」を狙ったコテコテの作風の作品も、
いわゆる少女雑誌のお姫様フォトって感じで
興味がわきません。

一時はやった携帯小説の「恋空」的なのんに憧れる
「生徒~学生」って呼ばれる頃までの独特の感性がないと、
楽しめないジャンルだと。

それが、この岩倉しおりさんの作品は、
妙になじむんです。
絶対にどこかで見た懐かしさ・・・

そうか、コレ、香川県やん!!
僕が8年過ごして毎月船旅で子供たちと訪れた
場所の光と季節観そのものなんですね。

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全く同じような光、場所、モノ、人物を
自分も何度も撮ったんだよな~

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どうりで既視感あるはずだ。

という分けで、メルカリで送料込み\900ほどで
入手。セコイw

私的には、10数年前に出た丸田祥三氏の「めくるたび」
の方がよほど「エモ」なんですが、岩倉しおりさんの
光の追い方、ロケ地の選び方、何よりよき少女像の追い込み方
は好みなので、青山氏の少女礼賛企画ように、
いずれ、本物の素敵なモデルを使って新作を作り続けて
ほしいなと。

写真集といえば、
月曜社版 森山大道氏「光と影」
「エモ」とは180度間逆の「漢」の写真w
アマゾンプライムセールが始まる11日に
予約ポチ決意!高いけど、自分の写真の原点の写真集なので、
買わないわけには行かない!
あと、配本予定の、狩人、写真よさよならも買うと合計¥24000
ぐぬぬぬ・・・肉を我慢して、豆腐、納豆でしのぐかw