最近はyoutube動画でも有名な、
40%前後の超超急勾配 地獄のS字カーブばかりが
真の面白さは、暗峠の道中にある「非国道」こそが
魅力なんですよね。
今日は、その一つの「難所」にチャレンジです。
前から気になっていたんですが、
夏は虫が多く、探索は不可。
かといって、雪が積もりやすい1~2月は流石に無理なので、
今が最大のチャンスです。
どうですか。
こわそうでしょw
このときすでに16:00過ぎ。
太陽は沈みかけていて、自分の中で、20分進んで
抜けきらなかったら、引き返そうと決意した上で
探索開始。
もちろん、初見です。
途中ニシキヘビのような極太のつる?に驚いたり、
「イノシシ」かもしれないみしみしという音にびくついたり
しながら奥にすすみます。
途中、唯一開けた場所だったのが、この廃墟寺。
写真では明るめですが、
実際はかろうじて当る西日でうっすら暗く、
非常に不気味です。
この前で、二人組みの若い人(一人は軽いマウンテンバイク)
と出会いますが、あの二人組み、ひょっとして、僕の後ろに
ついて来たのかな?
廃墟寺を抜けると、道は、獣道的な「野生味」を帯びてきて、
雑草で丸くアーチのようになり、天然雑草トンネル道を
身をかがめないとすすめません。
だんだん怖くなってきます。
もちろん道中の前後は僕のみです。鳥の声と風の音
しかしません。
横に、謎の緑の池がああああ!!!
そういえば、下であった二人組みが、
「水の色が緑の奇妙な・・・」
とかいう単語を話していたような。これのこと?
足元が完全に草なので、もし、ドボンとイケにはまったら、
コレ、水難事故するやつやん!!!!と心臓がバクバク成り始めます。
ここから、しばらく涙目で、写真を撮る余裕なんて有りません。
リアル忍のように、目の前で、片手を構えてガードしながら
腰を落としてザザザザアと走ります。
もし立ち止って、いのししが忍び寄る「足音」なんて
聞こえた日にゃ、平常心吹き飛んで、詰みますからね。
ぜいぜいと、息を切らして、すぽっと穴倉のような道を抜けた先は
謎の草原です。もちろん無人。人工物もゼロ。
ここどこだ???
しかも、すでに日が暮れてるぞ!!
SIMを抜いたアイポンSEしか持っていないので、
電話もできず、マップも使えません。
もし使えたとしても、表示されるとも思えませんが!!
もし、この草原が大きな袋小路で、
今の道を戻る必要が有るとしたら、
すでにこの暗さです。
引き返す?むりむりむいむ・・・
あぁ、人生初野宿?しかも正月に??
いや、こんなところで、暗闇はあかん。
そもそも、トレイルラン用の軽装なので、
寒さに絶えれるはずが無い。
えっ? そ う な ん ? ? ? ?
半泣きで、草原をとにかく、「登って」行きます。
アイポンSEががんばって、暗闇を
昼間のように写して、怖さ半減ですが、なんだこのフライパンは!!
これが、有名な、
このフライパンの持ち主は、異世界に飛ばされたってやつか!!!
アディダスの高機能トレイルラン用のシューズ の
グリップ力、クッション性にこれほど心強く感じた日はありません。
とにかく、日が落ちる前に全身の身体能力を使って、
あるであろう出口を探して、全力クライムです。
そして・・・・
そういえば、後続の2人組みはどうなったんだろう?
たかだか300~700mクラスの山でも、
十分に恐怖と絶望があるという事を思い知りました。
さて、僕はこの後いったいどうなったのでしょう。
この記事を書いているのが
本 人 だ と 思 い ま し た か ????