紀伊国屋書店梅田店の入り口横カウンターは
良くも悪くも
「その時の旬」の書籍が戦略的に山積みしてあります。
この日は、表題の本と西野本が山積みでした。
キンコン西野君って、お笑いは失敗したけど、絵本作ってて
ジミー大西的な食い方をしている人なんかと思ってたら、
最近は情報商材で食う人的な2010年代新マルチ教祖様に
成ってたんですね。
中途半端とはいえ、お笑いの出来るイケメンインテリ枠か。
たしかに需要あるよな。
この辺、ブサメンでも成功歴、逮捕歴、
学歴はキッチリとあるホリエモンと
相互補完されて中々イマドキの売れ筋ユニット感がありますね。
いわゆる「はやりもん多ジャンル濫読」
をよしとする僕はとりあえず
イッチョかみで手にとって上記3冊を1時間で
「超速読立ち読みモード」で消費します。
今こそ、中高暇地獄時代に、
大量読書で鍛えた斜め読み速読術が役にたつってもんです。
それにしても、増えましたネェ~~この手の
「やりたいことをやれ」
系の煽り本。
始終、なんで、やりたいことやらないの?バカなの?的な論旨です。
ブームになりかけのころは、耐性も少なく、なるほどと思えたことも、
最近、その論旨の矛盾点やお金儲けのための商売としての
テキスト感がすすけてきて、僕の中でターニングポイントというか
ぶっちゃけ
「飽きてきた」
感が有ります。
最大の矛盾は、
①だれしも、やりたい事を我慢させられてる事がストレスなんじゃない
②そもそも、やりたい事は食ってくための金儲けとは無関係
コレですね。
この辺りの論旨は、
ここの記事が一番しっくり来ます。
一ブログ記事なのに、ヘタな新書一冊よりも
なるほど感がありましたね。
ここのブログ作者はかなり僕の思想に近く、
ちょっと追っかけてみたいなと思っています。
それにしても、この手の自己啓発本は、作者が誰でも、
たいていヒトラーの演説効果を確信犯的に狙っていて、
口調がとにかく挑発、扇動、高圧的です。
うまく嵌ると、その日一晩ぐらいは酒やドラッグwに陶酔するような
全能感を楽しめますが、
その、のせかたがヘタな人の本にあたると、とにかくイタイですね。
普通に言ったら、たいしたこと無い話なので、いかに、
「歌舞伎」調でその瞬間を酔わせるかの演出が重要ですから、
太字、色字、キャッチーな短文がバンバンでますが、
そればかりをしばらく浴びさせられると、逆に、そういうのは
刺激にならなくなるんですよね。
アマゾンのレビューもわざと☆1から読んで、
そうだよなあ~~と。
そして最後に☆5のコメントを見ながら、
「感動で涙が止まらない!」系を読んで、アナタそりゃ完全に
術を掛けられて舞い上がってるなぁ~でも、早くて翌日には
また自信を見失うんだよ・・・と。
いろんな自己啓発手法で、
ガチで僕を変えて、救ってくれたのは、
「筋トレ+ランニング」
今のところコレがやっぱり最強ですね。
きょうも、今からひとっ走り行ってきます!