年収2億カリスマ予備校講師・金ピカ先生…朝からビールの日々「生きる屍です」


モノケさんの記事を見て、
元ネタとコメントをしばらく楽しみます。

コンプレックスの「ロマンティック1990」が流行った
1990年、
僕はまさに、浪人30万人時代の一員だったな。

サトチュー氏は少し前の80年代前半のイメージで、
少し時代遅れといわれ始めていましたね。

年に1冊出る「私の合格予備校作戦」なんて本の
カリスマ講師の情報をよりどころに、
大阪で言うと、表先生の夏期講習英語を取るのに
行列を並び、旺文社のラジオ講座は120分テープを何本も使って
伊藤和夫先生や、宮崎尊先生、
出口先生の講義を全部録音保存していたなぁ。

同じ時代にカルト宗教もはやっていて、
同世代の影のある超エリートが、どんどん吸い込まれる
文字通りのアンダーワールドがありました。
オウムはとうとう、7人死刑執行されたんですね。
不思議な感じがします。

浪人という、先行きに常に怯え続ける、継続した不安感と、
20歳前後というただでさえ未熟かつ多感な年頃が重なって、
たくさんの事を考えて、挫折して、
その都度、立ち直ってきたなと。

その手助けになる予備校講師=少し先を生きている大人の
言葉はほんとうに心のよりどころだったな。

今僕たち世代の人間は
当然、日本社会のど真ん中で、当時とさほど変わらない
人口数のまま日常をすごしているわけですが、

「嫌なことでも今は、我慢して、もっと、
がんばれっていれば、将来が必ずよくなる」

今はダメ、将来のため、今は我慢。将来のため・・・

という、幼少時~20代の頃にスローガンとして存在していた
戦後復興~昭和末期の根本原理がついに行き詰って、

なんか、おいおい、最近、世の中おかしいぞ??
がんばったからといって、必ずしもうまくいかないぞ???
気がついたら初老やん!!

同世代達がついに、ほぼ同時に、気づきだしている気がしています。

書店の平置き書籍のタイトルが

「もっとがんばろう!」ではなく、
「いまのままでいい」
「自己肯定感をあげて好きな事をしよう」系がなんと多いことか。


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大雨洪水警報で急遽仕事休み→むしろ振り替えが大変・・・

つべこべ言わず、
少し昼寝して、今日も筋トレしてプロテイン飲むとしよう。

沢山つけた浅はかな知識は、頭がパニクルと、肝心な時に
ちっとも役にたちませんが、
鍛えた筋肉から出る脳内伝達物質は、裏切ることなく
常に心を支えてくれます。

あの頃の、30万人浪人仲間達は、
きっと今、同じ事を悩んで、感じて、
行動しだしてるんじゃないかな。
な、みんな!

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