私的VITA名作4 WRC4 ラリーゲームは売れない!けど必要

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ラリーゲーといえば、なんといっても
しかもアーケードではなく、サターン版でした。
学生最後の冬休みに遊んだ記憶が。

確か、デイトナUSAまででは達成できなかった
「常時30fps」をコンシュマーで実現できた
最初のテクスチャーポリゴンレースゲームだったはず。

地上派で人気だったF1などと違ってWRC何それ?状態でしたが、
これでランチアデルタだのストラトスだのを知っていったん
ですよね。
まだ、イニシャルDとかがはやる前で、
このゲームが元で、社会人になったらランエボに乗りたいと
思ってたなあ~

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それから5年後の世紀末。
いつの間にか所帯と持った頃にであったのが、

ストラトスより更に凶悪な037ラリーに痺れたのと、
30~60fpsの滑らかな描画に未来を感じました。
この頃はまだ、新ハードが出るたびに、今までとのテクノロジー
別格感が味わえてドキドキできたな。

路面が平らでなくなったり、空気遠近法や、環境テクスチャが本格的に
取り入れられたことによる見栄えの変化が大きかった。
コントローラーの設計ミスで、トリガーが壊れやすかったのですが、
ガンガン遊ぶもんだから、1コン、2コンともキッチリ壊れましたw

世間的にラリーゲームが日の目を見たのはここまで。

コレ以降は、ラリーゲームは「ヲタ用」として、
よりマニアックに細々と展開されるようになって行きます。

僕も、以後ラリゲーは、コンシュマーではなく、PCの方に乗り換えて、
より凄い描画とFPSを稼ぐために、自作パーツをアップグレード
していくというワクワク感を数年ほど楽しみました。

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マイクロソフト ラリースポーツチャレンジも、
自作機1号機ではカクカクでしたが、
最終的に最高エフェクト+解像度で
常時60fps出せるようになって結構やりこみましたね。
グループBのモンスターマシンの挙動を知ったのもこの頃。
ヒルクライムでがけから何度落ちたかw

ゲームの中ではなく、実際にこのモンスター達が
人を載せて走ってたというんだから、
これ、殺人ショーと同じじゃないかと恐れていましたw
氷の路面がちゃんと光の角度に応じて、つやつやするのが凄かったな。

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コリンマクレーラリーの夕焼けの美しさや、
「暴風雨!」的なアメや雪時のフロントガラス表現、ワイパーが
リアル過ぎて、とうとう、ここまで来たか!と一人
興奮するのですが、もう、周りは誰もラリゲーなんてしてませんw

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そして
真打RBRことリチャードバーンズラリー
ラリゲーFANは全員が遊んだレジェンド中のレジェンド。
でもそう崇めるのは、限られた一部のカルトFANだけで
直線一つとっても、コントローラーから手を離せば
転倒してしまうというリアル過ぎる挙動に、
ライト層は完全に離れていった時代ですね。

こうして、ラリゲーは縦シューとおなじく、完全に
ニッチ用途のために、絶滅はしないけど、表には出てこない
ジャンルになりきってしまいました。

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ようやく、表題のVITA版WRC4ですが、
これも、将棋や麻雀ゲームと同じで、VITA用として、
一本は欲しい。でも二本以上はいらないの典型で、
非常によく出来ていますが、ほとんど売れていない様子で、
その分、中古市場もほぼ定価のまま値崩れをあまり
していません。

少し遊んでみて、残念なのが、挙動はキチンとラリゲーしている
ものの、「魅せる」ラリゲーとしては非常にチープで、
暴風雨やワイパーも無く、砂利の飛び跳ねや、土煙も少なく、
気がつけばグリグリヘアピンをサイドブレーキを引いて
180度ターンしてるばっかりに成りがちです。
良くも悪くもシミュレーターなんですよね。
雨風もおとなしすぎ。
ハードウエア的に無理だったのかな?
それならそれで、画質を落として、
60fpsを目指す方向でもよかったろうに。
どうせ買うのは、ラリゲーヲタしかいないんでしょうから。

ここは、セガラリーREVO的な、アーケードライクな
お遊びエフェクトがもっと欲しかった。
てか、VITAでREVO出しておいてほしかったな・・・
新雪の深いわだち、極端な高低やジャンプ、
多数のライバル車との同時走行。
WRC」をタイトルにしたら、それは無理なんだろうけど。


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SEGAさん、
VR専用で、アーケードよりのラリーゲー新作を
平成の次の年あたりにバーンと出してくれないかな・・・

エースコンバットVRと共にいつか出ればいいのにと、
待ちわびてるタイトルです。